2009年11月10日火曜日

マレーシア国民もIC カードに指紋が入力されている。

パスポートの更新に伴い、就労ビザ用IC Cardの更新に、
先週Immigrationに行ってきた。
IC Cardには、本人認証の為に、
パスポート情報と両手親指の指紋が入力されている。
マレーシア国民もIC カードに指紋が入力されている。

マレーシア国民とは、マレーシア国籍を持つ人ですね。
57年の半島側がマラヤ連邦として、英国領から独立をした時、
63年マラヤ連邦にサバ、サラワク、シンガポールが加わり、
マレーシアとなった時に、
マレーシア国内に移住していた華人、インド人も、自国籍を、放棄する事で、
マレーシア国籍を取得できた。
オラン・アスリ(少数民族)は マレー系同様「土地の子」に括られた。
ブミプトラ政策で、「土地の子」は金利、税金、教育面等で、優遇されている。

華人、インド人が、この時に、不公平な条件で国籍を取得したのか?
「華人は、中華人民共和国の成立で、帰国が困難になった事と、
マレーシアで築いた経済基盤を確保する為に、
インド人は、低いカーストの人達が多かったので、インドに戻るよりはと、
それぞれ 馬国籍を取得した。」と総経理は考えている。

約50年の間、民族間の緊張が何度か衝突した。(69年5.13事件が最大)
ブミプトラで「土地の子」を優遇していても、
華人は、マレーシア経済、技術の中心位置を確保邁進している。
インド人は、経済、技術の隙間を埋めて、我が道を行っている。
自らが推進した「ブミプトラ」は、
マレー系のスキルを上げる事が出来なかったとDr. Mが涙した様に、
マレー人は、「頑張らなくても」って生きている。

各民族の「棲み分け、共存」の複合社会が確立したのかもしれないけれど、
信仰、民族習慣の「不可侵領域」を犯した場合は、
今も局所的衝突(小競り合い程度)がいくつか起きている。


なんて考えながら、夕飯は手抜き、ホットサンドウィッチとピザトースト。

よい子は お休み。