もうほぼ半世紀前 ワタシは相模大野に独り棲んでいた。
ワタシは 週一回位で 自転車に乗り 急な坂を全速で駆け下り 町田に行っていた。
その頃 相模大野には マトモナ本屋(含む古本屋)やレコード屋が無かったので
神奈川から 都内に越境していたのだ。
チョットした都会の町田で 本やレコードを漁るのが ササヤカな愉しみだった。
ワタシは 小狭な商店街で 粋な店構えに惹かれた店を発見す。
フムフム 櫻肉屋だ。ワタシは 牡丹も 鯨も好きだ。
ガラッと 暖簾をくぐると 上がり框があり そこには 午後2時過ぎなのに
いいお年の先輩方が 櫻をツマミに呑んでいた。
あっ いいな!と入店す。
で 独りで 愉しみたい時に 柿島屋で 呑んでた。
馬刺しだけでさ。