犬の娘bとの 朝の徘徊は
だいたい5時半から6時過ぎだ。
ここでは まだ夜の闇が深く残り
月が道を照らしている。
そして モスクからアザーンが流れて来る。
夜が明けるから お祈りにおいでよって!
その宗教の人じゃないから 行かないけどね。
CD「KUROちゃんをうたう」の中にある
「モロッコ」の最初に流れているのがアザーンだ。
毎朝アザーンを聴く事になるとは 思ってもみなかった
1984年に 豊田勇造「花の都 ペシャワール」を聴いた。この街の朝は祈りで始まる~♪と始まり
炭火を落とす気配がする~♪と終る。
生き急ぐ事は無い 死に急ぐ事も無いと~
やわらかいパキスタニが歩いて来る~♪と唄われる。
ここ豪華公寓内では 闇の向こうから
歩いて来るのは 銜え煙草のガードマンだけどね。
陽が昇る前のまだ深い闇の中
アザーンを聴きながら徘徊していると心の隅にある闇が ゆっくりと 剥がれていく。
と午前6時前の月を 毎日見ていても
まだまだ善人になれない 俺が居る~♪