2011年1月25日火曜日

JOHN RENBOURN 「THE HERMIT」

コラボ企画「他人が穿く自分の褌で相撲を取る」其の七

70年代後半に、ペンタグル、ジョン・レンボーン、バート・ヤンシュの
邦盤再発があった、そんな頃 新作も邦盤で手に入れる事が出来た。
記憶が定かではないのだが、価格が安かったのか、
「The Hermit」(世捨て人)「A Maid in Bedlam」(ベドラムの乙女)
の二枚を同時に入手した様な気がする。
さらにライナーノートには、楽譜が少々付いていた。

「Sir John a Lot …」「The Lady and The Unicorn」の
中世音楽に伝統音楽が混ざってきたのが この「The Hermit」。
より伝統音楽色が強くなり、タブラも入ったのが
「A Maid in Bedlam」以降のジョン・レンボーン・グループ。
まっ 当時はケルト音楽なんて言葉は知らないし、
クレジットでもトラディッショナルとなっていたので、
アイリッシュの伝統音楽って理解していた。
今はルーツ・ミュージックって言うのかな?

どちらも 珠玉の演奏。弦の響きが素晴らしいアルバム!
そして、ジョン・レンボーンのアルバムは、
ジャケット画もいいんだよね。

「The Hermit」はタイトル通り
タロット・カードで見られる隠者の絵がジャケット。
夜中にジャケットを見ながら、聴いていると
マロリー著「アーサー王の死」ビアズリー挿絵の世界に
連れて行かれる様な気がしたものだった。

ジャケット画は、こちら
他人の物を自分の物のように紹介してしまうコーナー(決してドロボーではない!)

天丼