2010年9月2日木曜日

肉骨茶同好会研修旅行 閑話休題

「男が肉骨茶を食べる時 其の一」
まだ朝には 早く、夜も終わっていない午前5時過ぎ。
その男が歩いて来る。
男は、短パン、サンダル。シャツは着ていない。
日焼けした上半身。首筋から肩にかけて硬く筋肉は盛り上がっている。
左肩には、四つに畳んだ襤褸の様な手拭が掛っている。

港の入口近く。何軒かの肉骨茶屋台が、客を待っている。
屋台は、卓も椅子も無い。ただ 屋台前に30cm程の台があるだけだ。

男は、その内の一軒で立ち止まり、注文をする。
数分も待たず、屋台の主人が手の平位の大きさの鉢と飯茶碗を置く。

鉢には、一片のリブ、三枚肉の数塊、モツと汁。

男は、立ったまま、飯茶碗を持ち、箸で肉を取り、
飯の上に乗せる。

肉を噛み、汁が滲みた飯を2,3回かっ込む。
何回か、その動作を繰り返すと、肉、モツは無くなっていた。
まだ、飯は残っている。
男は汁を頼む。汁は 銭を取らない。

ふと、男は箸を伸ばす、肉も無い鉢へ。
男の箸は、中空で止まる。
ほんの少しの隙間、伸びた箸は中空を掴むかの様に、
或いは、まだ暗い南洋の温気を掴もうとするかの様に

望郷の念を振り切るかのように、
男は 汁を飯椀に入れ、汁飯をかっ込み、
屋台の主人に 何か呟いて、港に向かって歩いて行く。
まだ朝とも、夜とも つかない 暗闇へ。

肉骨茶同好会 研修旅行の記憶 二日目前半

前夜の記憶が曖昧なのだが、
酔っぱらう前の打ち合わせ詳細メモから、
研修旅行に付き物の、研修終了後の市内観光。
って まだ研修旅行始まったばかりなんだけど!
Hバリさん、Y造さんは、市内観光は不参加、
すでに研修旅行から脱落。

サバ丼、mint嬢と4人で、Imbiの屋台で朝食。
Mee Goreng、海南鶏飯、魚丸麺、板麺。
この辺りから 撮影会に参加してませんので 使い回し画像の板麺。
写真撮影オアズケ状態。隣の席には丼。
Imbi Wet Marketで総経理馴染の肉屋や乾物屋を冷やかす。
サバ丼が行きたかった「Jadi Batek Centre」でブラブラ。

 

バティック工房を体育館と間違えて、ハシャぐ娘二人




固まり始めた丼


そして この店でサバ丼が固まってしまって、脱落。
既に総勢6人の内4人が脱落、なんちゅう研修旅行だ!

Mint嬢と二人で、研修旅行市内散策を継続。
二人で炎天下の中、トボトボ歩き、
Jalan Imbi, Jalan Bukit Bintang, Jalan Pudu、China Townへ。
朝9時半から行動しているのに、既に12時。
「冠記」で雲呑麺ドライ&スープと水餃。
やはり写真撮影オアズケ状態。隣に丼は居ない。

なぜか中華街内にあるヒンドゥー寺院に行く。
日陰の床に座って、
肉骨茶同好会の今後、肉骨茶的人生、
肉骨茶が夫婦生活に与える影響、
肉骨茶と豊田勇造の共通点、
豊田勇造ファン的人生、ルーツ・ミュージック等々について
ツッコミの教育的指導を交えながら 激しく討論。
喉が渇いたので、「Chinese Old Café」へ。
♪茶飲み友達は嫌だよ~♪と ビール、ワインを呑む。
そして撮影会 オアズケ状態。隣に丼は居ない。

他のメンバーとは、6時頃にGuest Houseで落ち合う事になっているが
もう既に3時を回っている。
明日は閑話休題 肉骨茶同好会研修旅行はさらに続く!
肉骨茶kidsは 精進潔斎の上 待っててね!