2010年5月17日月曜日

北の建築家の疑問「この台所の配置はどうなっているのだ?」

馬来西亞の家具付きコンドミニアムの場合、一般的に、
台所長辺側に、ガスオーブン+ガス台ユニット+ファン・フード、
その両横にシンクと調理台。シンク、調理台の上下には、食器収納が付いている。
冷蔵庫も付いてるよ。立派なもんだ。

ガス台ユニットは、激しく火力が弱いのだ。立派なもんだ。

ガス台上のファンフード、スイッチONでファンが回転。立派なもんだ。
ファンに吸気された気体は、ファンフード上から、台所内に排気され、
排気は台所内に拡散しつつ、ファンに再吸気される。立派なもんだ。
従って、秋刀魚を焼くと、煙は台所内を循環しながら、
料理人頭辺りの濃縮度が高くなり、頭がスモークされる事になる。
だって、排気ダクトが付いてないんだもん!立派なもんだ。

照明は、天井中央に一つなので、料理してる時は手元が暗いのだ。

って事で、入居後下記の様な配置変更及びリフォームを施工した。
リフォーム前の台所配置は、凡庸な建築屋が設計しそうな凡庸な配置。

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勉強机上に市販ガス台を設置し、中央に配置。
横移動の動線ではなく、身体を反転し調理できる様にした。
ガス台は、2連の家庭用と2重バーナーの1連業務用、いずれもリンナイ製。
業務用は火力が強すぎて、火傷しそうになり、揚げ物も温度調整が困難。
と言う事で、圧力鍋か麺茹で専用とした。
3基のスタンドライトをシンク、調理台の上に配置。手元が明るくなった。
窓を抜いて、換気扇を設置。外に排気可能となった。

どんなもんだい!

Oh! Happy & Comfortable Kitchen Life! Thank You, Jesus!
キッチン・ドランカーになって当り前!アル中だから。
全然つながらないお家のプロバイダー、そんな日は肉骨茶。