70年代初頭は 雑誌の混沌だった。
唐十郎の「血と薔薇」や「月下の一群」
「幻影城」「思想の科学」「ユリイカ」「フォークリポート」とか。
とても大きな版型で登場したのは「Wonder Land」だ。
植草甚一 責任編集とクレジットされていたけど
この雑誌には ギュッと 雑多な情報 知識が濃縮されてた。
コラム?情報で構成されていた”VOW”
コラムの末尾には筆者名があった。
三号雑誌みたいに 無くなったと思ったら
ペーパーバックサイズの「宝島」でリニューアルオープン。
まさにワンダーランドな雑誌だった。
「話の特集」とは 究極的 宇宙的に 異なる雑誌。
このコンセプトは 商業的に十年も続かず 編集者が替り
下らない馬鹿者雑誌になる。
途中から 「宝島」の面白いところだけ抜きまくったのが
パルコ出版「ビックリハウス」
この雑誌のある部分だけを抽出して お馬鹿な雑誌を作って
消費やら 気持ちが良くなるセックスとか サブカルチャーとかを
啓蒙したのが 平凡出版(マガジンハウス)だ。
「ポパイ」やら 「オリーブ」とか 後 下らない雑誌名は忘れた。
俺は いまだに 歩く時 身体を移動するときに意識するのは
野口体操だ。
身体の中の 水をこちらから あちらに移す。
或は 歩く時には 足の側面後ろから 前に 地に添うよう這わし歩く。
そんな事が大事な所作だ。
そして 自分が生きていくのに マガジンハウスのサブカルなんて必要ない。