2012年11月29日木曜日

激しく 身悶えする シーナ・ワールド


「哀愁の街に霧が降るのだ」から果てしなく続く
シーナ私小説的大河バカ小説シリーズ、
この30何年 性懲りも無く 読み続け 読み返している。

その最近刊 椎名誠著「新宿遊牧民」を読了した。
読了したと書いたが、読了したと言えるかどうか
激しく自己批判して 「命の水」責めの刑を受けねばなるまい。

この文庫本を手にし まずカバーを外し
あとがき、文庫本のあとがき、解説を熟読。
逸る心を押さえて巻末の写真をジッと眺める。一時間経過。

この時点で メインテーマは 事象として分かってしまっているのだ。
事象が分かっていても このシリーズは 関係無いけんねっ!って
シーナ言うところの「小川いっぱい小説」につき 二時間沈思黙考。

沈思黙考したところで バカ飲酒で壊れている脳味噌では解決しないので、
ようやっと 表紙、目次から 読み始める。

このシリーズを読む時は いつも ワシワシ ガシガシ読み進む。
で あるバカ人物が出て来ると
読了頁の角を折って その人物が出て来る次の場面、
また次の場面と飛ばし読みをする。

思慮が足りないので、その人物の記述数行以外の前後10頁位も読んでしまうのだ。
で また 読了頁に戻り また別のバカ人物の登場で 頁の角を折り
また 飛ばし読み、人物記述数行以外の前後10頁位を読む。

これを何度も繰り返すのだが 飛ばし読み途中で 尿意を催し
退座する時にも 律儀にその頁の角を折って、
且つ 丁寧なのか ズボラなのか 折った角を戻さない。
なので 本の正面左隅が分厚くなってくる。

もー さっき何処を読んでたの?ワシ分からんけんね状態!
その上 飛ばし読みで前後10頁を読んでいるので、
読み進んで行くと モーレツなデジャブ感に苛まれる。
激しく 身悶えしながら 読了。

嗚呼 これがシーナ的「小川いっぱい小説」なのね!
「小川いっぱい小説」の極私的正統読書法 免許皆伝!
もっと読みたい シーナ・バカ小説シリーズ!

豚肉と茄子の中華味パスタ