山之口獏の詩に高田渡が曲を付けた「鮪に鰯」。
この唄が頭の中で暫く振りに鳴っている。
火鉢の灰でありますように。
鰯の頭を小突いた様に、ある中部地方の副業取引先から頭を小突かれる。
「こんな時だから 遅れたって仕方無いっす」とは言えず、
でも 適当にでっち上げる訳にもいかない。
仕方なく 機器、資材の発注先へ納期影響調査表を送る。
一応商売上の公式文書なので、
調査表の前振りには、定型的な震災被害への御悔み文を付ける。
「こんな時だから 遅れたって いいっす」とは書けない。
短期的に 納期に影響が無い旨 回答が各社からあった。
調査結果を取引先に報告すると返信が来た。
「震災の影響で中長期的に遅れる場合のリスク回避策を検討して下さい」
だってさ!
あのね!
そう言った事はね!
だ~れも 予測できないのでは無いかい?
この 取り引き先の方々だけなのだ、
受け取ったメール、電話での会話、ネットでの会議でも
一切 震災で被っているかもしれない 相手の親族とか 人的被害に対して
本心から若しくは 外交辞令で 書いていたり 聞かれた事は無い。
よかったよね 貴方達の居る所は 安全で。
今晩は 少しだけ 暴力的な 憤り!