2010年3月16日火曜日

食文化の違いについて考えてみる 其の一

地域性、民族性、宗教上で、食べる素材或いは食べる事のできる食材が違う。
食文化の違いで宗教上のタブーが日常的に確認できるのが、ここ馬来西亞だ。
馬来西亞は、マレー人、華人、インド人が暮らしていて、
それぞれの民族が信仰する宗教によって、食材のタブーがある。
・イスラム教徒のマレー人
豚、イカ、タコ等毛やウロコで覆われていない動物・魚介及びノンハラル食品はタブー。
毛やウロコで覆われていないと皮膚に不潔な物が直接触れるので不浄だそうな。
ノンハラル食品とは、
上記の不浄な食材、定められた屠殺方法で屠殺されていない上記以外の食材
及び不浄食材の抽出物が混入したり、不浄食材を調理した鍋釜で調理した食品の事。
飲酒も駄目。
・ヒンドゥー教徒の多いインド人
肉食を禁じているので、菜食又は少なくとも神聖な牛は食べない。
ヒンドゥー教徒ではないのか、カーストが低い人なのか、
良く分からないのだが、時々菜食になる人や牛肉を食べる人がいる。
飲酒はOK。
・何でも食べると思われている華人
基本的に仏教徒なので、中には牛を食べない人、
短期的な修行中なのか菜食を一時的にする人がいる。
宗教上の理由ではないが、生食を避ける人は多い。
飲酒はOK。

華人は、中国料理に他民族の料理を吸収する傾向があるが、
宗教上のタブーと民族の調理の歴史で、料理・食文化は 3者3様。
昼時は、民族ごと別々にそれぞれの料理屋台に行く傾向が強いと感じる。
日本のホルモン同好会に捧ぐ肉骨茶