お星様が最期の瞬きを 遊ぶのが 流れ星だと、
チョットした 最期の御茶目な 賑やかしなのだと
まだ夜しか無かった頃の 星を観る人が言った。
瞬き 光りを失った お星様は 何処か 遠い所に降り落ちて
ポーラスな岩石になり 沈黙し続けるのだと
まだ夜しか知らない頃の 星を観る人が また言った。
輝きを無くしたが まだ 時々光る お星様が住む街があるのだと
「星屑の街」って 言うらしい。
星屑の街には 電燈が無いけど
想いついた様に 自分が星である事を想いだした様に
光る お星様が居らっしゃるから
ピカピカだったり 光が騒々しい。
そんな街のカフェで
お星様達は エタノールを呑み
葉巻を吹かし 硫化水素を フッと吐き
「お月様は いつ この街に来るのかな?」
「早く 来てくれればいいのにね」
で お月様は ニタ~リと舌舐め擦りして
シュポっと 遁走してしまった。