免許の更新で 関東に帰り
父母と鮨屋で話していたら
父方の祖母の三十三回忌が去年で
墓のある 大宮まで
ひとつ下の 従妹が引率して 伯母三人が 北海道から来たそうな。
良く分からないが 北海道では 三十三回忌で
大騒ぎをして 楽しく 故人を忘れるそうな。
祖母は 俺が中学の頃に
北海道を離れ 同居して 生け花教室をしていたが
結局 独りでもいいからと 北海道へ帰った。
三十三年前 祖母が入院し
ちょうど 札幌赤レンガ倉庫で 豊田のライブがあったので
見舞いがてら 札幌に行き 祖母のアパートに泊まった。
そこには 何故か 叔父が居て
叔父のFolk WaysのLPを聴きながら過ごした。
大量のFolk WaysのLPは 叔父にせがんでも
ここで 聴いて帰れと言われた。
十歳ちょっと違う 伯母の家で
義叔父と呑んで 酔っぱらって 身体が揺れていると
伯母から 馬鹿共は 酔っぱらって ユラユラせず
私の息子を家から連れ出せ 馬鹿が!と怒られ
幼い 従弟達を抱えて 家の外に出た。
浦賀沖地震だった。
さて 俺は 父母が逝った後 父母の三十三回忌をできるまで生きてるのだろうか?
父から まっ これからは それは無理だなと 言われた。