2018年7月16日月曜日

肉骨茶は 肉骨茶

数ある マレーシア華人料理は 
広東、福建、潮州、客家、海南をルーツとし
・ルーツを保ち続けている
・マレー料理やインド料理と混色しながら 中華風味を残す
・大陸、香港、台湾では同様の料理を食べた事が無いが
 タイや東南アジアに似た様な料理がある
なのだ。

が 肉骨茶だけは 上記に当てはまらない。
どれだけ 調べても 食文化のルーツがハッキリしない。
滷味や茶葉蛋系だけど 違う。

今日 「マレーシア華人料理における香辛料利用の特徴」(1999年)
を発見の会!

この文献は 三分の二を荒井茂夫が
ニョニャ料理と擂茶のルーツと香辛料を論じ
三分の一をシンガポール国立博物館長 リム・ホウセンが
肉骨茶を論じている。

残念ながら 肉骨茶のルーツについてリムも断定できない。
が マレーシア・シンガポールのオリジナル華人料理と考察している。

「病気の子供に漢方入り豚肉スープを食べさせたら病気が治った」
@クラン
「肉体労働者が 市場でホカされた豚肉、内蔵を漢方で煮込んで 
 朝食とし 過酷な労働をした」@シンガポール
この伝聞は 混ざりあいながら お互いが発生地と秘かに争っている。
これまでも耳タコのまことしやかな 伝聞から
出仕は確認できないが 華僑はシンガポールを起点にし
マレーシアに北上したとしたうえで
肉骨茶の起源は シンガポールと曖昧にリムは記述している。

仕方が無いよね シンガポール国立博物館長だから。
今や 東南アジア、台湾、香港、大陸でも
馳名新加坡と肉骨茶屋があるからさ。
でもね どっかの国で 
ある地域の蕎麦の汁が黒くてからいと言う地域がある様に
新加坡は 胡椒風味の白バクさ。

滋養強壮と匂い消しの漢方 中国醤油に
三枚肉やスペアリブ モツをぶっこんで 煮たスープ
そんな チョット 乱暴だけど 美味しく 身体にもよい。
肉骨茶は 肉骨茶さ それでいいのだ!

あなたもどう? 肉骨茶ってのをさ!