漢字と中国語の発音で調べてみた。
マンダリンでNiang Dou Fuとなり、客家語でYong Tau Fooとなる。
漢字の意味では、豆腐は、両者とも豆腐を指すが、
「醸」の意味は、マンダリンで「醗酵する」、
日本語読みでは、「かもす」だからマンダリンの意味に近い。
客家語では、「詰める、入れる」の意味となる。
同じ漢字でも意味が違う。
客家は、移動先では周囲と交わらない様にした為に、
客家語は、他の中国語とは違う様だ。
豆腐、チリ、オクラなどに魚のすり身を詰めている形状と
馬来西亞での一般的な発音、漢字から言えば、
醸豆腐は、客家に由来する料理と考えていい。
また、幾つかの本、ブログの記載で、
「客家人が、中国北方から南方に移動して、
餃子を作ろうにも小麦粉が無いので、
豆腐に挽肉を詰めたのが、醸豆腐の発生」と書かれている。
と言う事は、醸豆腐は中国南方での客家による料理となる。
香港で、豆腐に挽肉と蝦の粗微塵切りを詰めて焼き、
豆鼓のソースと蒸された料理を食べた事がある。
飲茶屋だったので、料理名が分からなかったが、醸豆腐だったのかも?
とても 乱暴かもしれないが、
東南アジアの「醸豆腐」の起源は、客家なのだと言いきってしまおう。
でも、ちょっと気になる事もあるので、其の三に続く。