2014年12月18日木曜日

サブカル男ってわかるかい?

先日 ある人と話していたら ある事で「サブカル」と言った。
会話の内容からは 「サブカルチャー」の意味だったけど。
 
60年代後半に知った「サブカルチャー」は
「カウンターカルチャー」とも言って
マジョリティーの文化に対して
マイノリティーで対抗する文化意識と私は解釈している。
「サブカル」と略されるようになった「サブカルチャー」は
対抗する文化意識が欠落してしまい
個人がマイナーなものを好む事を指す様になった。
ちょっと掠る 同音異義語だね。
 
ググってみると「サブカル女」「サブカル男」って
言葉がある事を知った。
その定義やありがちな事象の いくつかは 私にも当てはまる。
だからと言って 私が「サブカル男」だとは言えないだろう ねえ君?
 
そんな事を悶々と考えていたら15年位前の事を思い出した。
 
フォークには ちょっとうるさいんだと言うお客様を
私の車で 送り迎えしていた時
HOSONO HOUSEをカセットでかけた。
「誰 これ?変わったの聴いてるね。」
HOSONO HOUSEを聴いた事の無い フォークにうるさい人って?
「やっぱ フォークって言えば 拓郎や陽水だよね
渋いとこで 正やんかな」
はいはい。
 
大阪に出張して 仕事の都合で吉隆坡に戻らず
 檳城に行き 舎弟の家に泊まった時
彼が秘蔵し 熟成して 酸っぱい「黄色い命の水」を勝手に呑みながら
ビレッジプレスの事務所で買ってきた金森幸介と勇造のCDをかけた。
「自主製作って言うんすよね こういうの。
製作枚数100枚位ですか、どこで売ってるんすかね。
馬来西亞で聴いているのは 廣川さんだけだよね。
クーロンズゲートだっけ TVゲーム 変なのやってるし
一種のオタク?今はサブカルでしたっけ」
ええい 小うるさい奴だ 黙って聴きなさい!
 
そして
「変わったの聴いてるね。」
「廣川さんだけだよね。」ってところで
お鼻が 天まで伸びてしまった 私が確かに居たのだ!
 
♪真っ直ぐ育った仕事仲間に
 
その「オタク」さは 「サブカル」だと言われ~
夜の川原に 頭 打ち突け
俺は「サブカル男」かと 叫んでいた~♪
 
調理をしたがるのも「サブカル男」なんだってさ