2016年4月10日日曜日

企業努力って 素晴らしい!

ちゃんと履行されているか 法が守られているかどうか
それは 又 別の話として。
殆どの国では「環境保護法」が存在している。

人が便利な生活の為のモノを
生産される工場で 生産物に不必要な物質
環境には チョットだけ優しく無い物質が
混入している排水を チョットだけ優しくしてあげて
日銭を稼ぐ それが ワタシのアコギなシノギだ。

ここ馬来西亞にも なんと環境庁があり
環境保護法が 存在している。
環境庁は 環境に優しくない行為をした企業に
指導をしたにも関わらず 
然るべき処置をしなかった企業を裁判にかける。
下される刑は 罰金か 操業停止か 責任者の禁固刑だ。

この国の環境庁のホームページには
係争中の州別件数(企業名無し)
決裁の結果 企業名、罪名、刑が記載されている。

アコギなシノギのネタに ならないかと チェックしている。

先々月の決裁結果の中に
ローカル屋台料理を コジャレなレストラン仕立てで
屋台の3倍位の値段で提供するチェーン店
その名も怪しい「秘密のレシピ―」があった。

チェーン店に 送り込むセントラルキッチンの工場で
放流基準の約10倍強から20倍強の物質を流したのが罪状だ。
ワタシが考えるのに この工場では 処理せず タレ流してたのね。

このチェーン店 数年前は 店舗が不衛生で 
幾つかの店舗が操業停止になっていた。

そして 環境庁が裁判で争った結果の 罰金はと言うと
総額90,000RM(約二百七十万円)だ。

この工場に 排水処理設備があったかどうかは 分からない。
が 設備設置費と運転維持費を考えると
罰金払ったほうが 圧倒的にコストインパクトが低い。

かつて 某おっさん鶏唐揚げ、某ピエロバーガーのセントラルキッチン工場から
某ナンチャッテ乳酸菌ローカル企業から
排水処理の相談を受けた。
どちらも チョット 重~い荷物を環境庁から背負わされていた。
お見積りを出すと 行方不知になった。

企業努力って 素晴らしい!
ワタシのアコギなシノギは 畳むしかないのだ。

が 「秘密のレシピ―」は 今も 開店し 御客が 入っている。
次は鞭打ち刑だな。

そして 環境に超優しい環境保護団体は
CO2だのSOXだのと言いながら
不燃性不純物が多い ディーゼルで動く ボートや 水上スキーを
もっとも燃焼効率が悪い フルスロットルで動かし
環境を保護している。

ヤレヤレ。