「遠方だから欠席」とし 会費は帰国払いのツケとしていた
昨年の「恩師を偲ぶ会」の写真と
専門誌に掲載されていた恩師のコラム全話CDが届いた。
臨床検査技師を取得して医薬系に就職する学校の中で、
唯一 医薬系では無い「衛生工学研究室」の教授が恩師だった。
恩師の専門は「有機排水の生物処理」 まぁ「浄化槽」です。
なので、研究室の学生の殆どが「浄化槽屋さん」の馬鹿息子達と
残りは、臨床検査?そんな難しい事は理解不能の馬鹿学生。
この研究室に入る最大特典は、
「臨床検査技師は一生受けません」と念書を書いて、
落としていた「臨床化学」の単位を 恩師の御力で貰える事。
もう一つの特典は、恩師に「タダ酒」を呑ませてもらい、
「芸」や「馬鹿自慢話」をすると投げ銭が貰える事。
「捧げ銃」「担え銃」「構え銃」とバキューム車のホースをさばく芸。
赤点を取ると糞尿地獄に落ちる創作落語。芸の大半は、し尿絡み。
「芸」と「馬鹿自慢話」は恩師のコラムのネタとなり
原稿料は投げ銭で還元される素晴らしい仕組み。
研究室での学生の大事な「お仕事」は、
トイレの中で「し尿入り密閉ドラム」の蓋を空け、実験用に小分けする作業。
し尿が嫌気分解、発生したメタンガスでドラムはパンパンに孕んでいる。
下手に 蓋を空けると メタンガスと共にし尿が噴出、
♪金色のしずくで体中をふるわせながら
今まで気付かなかった やさしさと悲しさを求めて~♪
トイレで佇む事になったものなのだ。
で「恩師を偲ぶ会」があったのは、昨年11月27日(土)。
「遠方だから欠席」とした その日、僥倖に恵まれた馬鹿元学生は、
「偲ぶ会」の事は しっかり忘れてしまって、
「お墓参り」の時間に 山崎で昼酒、「会食」時は 守口で勇造ライブ、
打ち上げで呑んで 騒いでいたのだ。
すいません 馬来西亞から一献 受けて下さい 先生!
バタワースから30km位北にあがった田舎町で
在馬20年 初めて食べた 雲呑・クィテオ・甘酢餡かけ・ドライ
けっこう イケる味だった