2018年10月31日水曜日

東海林さだお著「ひとりメシの極意」をヒモトク

グヤジイーと枕をを濡らした夜から何日経ったのか?
オレは ISETANのリフトで3Fに上り
メンズフロワ―を横切り エスカレーターで4Fへ。
キティグッズを横目でガン見しつつ
KINOKUNIYAの中文コーナーかたマレーコーナーを
駆け抜け 邦文コーナーへ 最短・最速で駆け抜ける。
新刊コーナーを右から左へ 舐め回す。
とりあえずビールではないが
太田和彦「関西で飲もう」
残り物のお通しで
鈴木弘毅「全国駅ラーメン探訪」

そして 串カツ発見の会!
東海林さだお「ひとりメシの極意」
カバーに著者初の新書と大書されてる。
オレは ムフフ化し 手に取った。
推定250gの重量級の新書
そりゃ そーだ 新書なのに352頁の 大盛なのだ。
鼻孔が膨らみ 鼻息は噴き出し雲と化す。
アングリ開いた口からは 涎がタラタラ~リ。
このままでは 単なる怪しい人なので
購入して 光の粒子となって帰宅した。

着替えるのもモドカシク クネクネしながら キツケに命の水を呑む。
正座をし ジックリと本を 愛で 撫でまわす。
ショージ君の丸かじりシリーズは、週刊朝日で連載し
単行本は朝日新聞出版、文庫は文春からと暗黙の了解があった。
が これは朝日新書なのだ。
空前絶後のオキテ破り それが無謀なのかどうか
まるで空白の一日の暴挙 新書刊行。
いつ何時 どこでも相手になってやる ワシ朝日だケンね!

右親指&中指で表紙を捲ろうとした その時
表紙 表紙が厚い!ショージ君 腹筋一万回だね。
そして オレは この本の異形に鋭く気付く。
そうだ 帯が無いのだ。ショージ君たら 丸腰なのよ。
帯に書かれる惹句が カバーに書かれているのだ、ムフフ。
オレは眼球をスキャンモードにし コンマ1mm格子でカバーを精査。
上部周囲に違和感あり 眼球ズーム。

そっ そこには 白地に何本かの赤い縦線が
カバー上部推定3.5mm巾でグル グルリ。
このデザインには 見覚えがあると脳内カラスが啼いた。
オレは 震える指で恐る恐る カバーを剥いた。

ナ~ンと オレがカバーと思っていたのは
超巨大化した帯だったのだ。
グガ ガァーン グガ ガァーン・・・・・・・・・・・・
オレの意識は 百万光年の彼方に吹き飛び
オレの躰は 床に崩れ落ちた。

フッ。

数日後 床の上で覚醒したオレの脳内文字は
こう刻まれていた、

そうだ、ショージ君の本を読もう!