2018年7月1日日曜日

杵と臼と 食文化

さて とある映像を二つ観た。
モチ米とウルチ米だ。

ウルチ米にも いろいろな調理法があるが
モチ米は 米文化社会では 特別だ。

モチ米で餅を作り 食べるのは ハレの食だ。
で 苗族は 稲刈りが終わった時を 新年として祝う。

が その他の地方と餅のつき方が違う
他の地方では 縦杵と縦臼で つく。
一見 日本のモチヅキデハあるが
誰も捏ねないのだ 縦の運動の力に対し
受ける 縦の臼だから 捏ねる必要が無い。

で 苗族のモチヅキハ 船の様な横臼
二人が 横杵で付いて行く。
ここでも 捏ねる人はいない。

どちらも 捏ねる必要が無いのだ。
杵と臼の運動が モチゴメを捏ねながら ツイている。

日本の場合 横杵と縦臼なので 捏ねる作業が必要なのだ。

餅を作って食べる文化は 豊来の神に感謝し
次の豊穣を祈る儀式だ。

そして それは 次の世代を産む儀式だ。

そこで 考える臼と杵の遣い方を。