林亭を初めて聴いたのは
74年か75年のホーボーズコンサート in 池袋シアターグリーンだ。
林亭の噂は その前から知っていたけど 聴く機会は無かった。
加川良だったか 1310師匠だったかの前に出てきた林亭。
ニヒルにとつとつと喋り 唄う佐久間順平
喋りなしで ウィーン少年合唱団の様に 唄う 大江田信。
林亭が 好きになった瞬間!
耳に残っている 記憶だけだけど
73年200枚限定の「夜だから」を聴くとたった一年か二年で 何かが違う。
大江田信のボーカルは 変わらない。
佐久間順平のボーカルやギターが違うのだ。
特に 金子光春の詩の「さるまたの唄」は
記憶と遠く離れている。
「ホーボーズ」で聴いたのは もっと渇いていて
唄い方も違っていた。
あの時聴いて 林亭を記憶に入れた
「さるまた」はまさに「岸づたいに行く女の子を かまわず追いかけろ
それが 君の革命なのだよ!」
と 佐久間順平の声が届いた 瞬間。
そして このジャケットは
神田「さぼうる」あの頃 神田の古本屋で本を漁り
本を持って 「さぼうる」で珈琲を飲み
お金があれば カレーを食べながら
団精二訳のコナンを読んだの あの頃。
夢を見ている頃 を過ぎても まだ 夢を見ている。
そんな事を思っていたら パスタソースを焦がしてしまったよ!