2010年7月13日火曜日

Kopi Satulagi / One More Cup of Coffee /珈琲もう一杯

森下ヒバリさんの「タイのお茶 アジアのお茶」に書かれているけれど、
東南アジアでコーヒーや紅茶を頼む時に、何も注文をつけないと、
とてつもなく甘いコーヒーや紅茶が出て来る。
ここ馬来西亞も同様。

マレー語でコーヒーはコピ(kopi)だ。
ローカルの喫茶店はコピティアム(kopitiam)だが、
華人経営の所が主流。

ここで、「コピ サツ」(珈琲 一杯)と単純に注文すると、
カップの底部25%位がコンデンス・ミルク層、上部75%位が珈琲層で出て来る。
華人系のコピティアムでは、スプーンではなく、蓮華が付いてくる。
甘みは、練乳によるので、混ぜ無い様に静かに珈琲層だけ飲めば、
甘みの無いローカル珈琲を味わう事が出来る。
練乳を入れて欲しくない時は、「スス コソン」(ミルク 無し)と言えばいいのだが、
練乳無しの概念が無いのか、練乳が少し減ってる程度で出て来たりする。

インスタント・コピは、3 in 1が主流。
これを使われると、甘さの避け様が無い。

店で呑むチャイニーズ・ティー(中国茶)には、砂糖、ミルクは入っていない。
紅茶は、Teh “O” (テ・オー)でミルク抜き砂糖入り、
Teh Tarik(テ・タレ)は、紅茶に練乳を入れて、
両手のコップ間で、高く長く注ぎ換えをして混ぜたロイヤルミルクティー。
紅茶の香りと甘みが微妙にバランスして美味。カレーに合う。
Teh “O” Ice (テ・オー・アイス) ミルク抜きのアイスティー
Teh “O” Limau(テ・オー・リマウ) レモン・ティー リマウはカボスの一種。

東南アジアで、死ぬほど甘い飲み物やお菓子が好まれるのは、
暑さでの体力の消耗を補う意味があるとは思うけれど、
暑い所には出たがらないローカルがほとんどなので、
今や単なる習慣としか言えないな。
因みに 馬来西亞の糖尿病有病率は、
人口の11.6%  世界17位なのだ。フムフム なぁるほど。
ネギ玉、胡瓜炒め、鶏ブツ煮、豚スープ