2009年12月5日土曜日

マレーシアで手術した素敵な想い出 Vol.1


あれは、お酒を呑みながら お雑煮の出汁、おせちの仕込みも終った
2001年元旦の午前2時頃だった。

腹部と腰に激痛が走り、床に倒れこんだ。
尿道結石かと、副交感神経緩和剤「ブスコバン」を服用したが、痛みは増すばかり。
普段歩けば5分(下り坂)の病院へ、馴染のTaxi で担ぎ込んでもらう。

印度系美人女医は、巻舌タミール訛りの英語で、あれこれ聞いてくる。
普段でも 聞き取りづらい巻舌タミール訛り。
「チャンとお答えしてね」って。
痛みで意識が飛びそうです、ねぇ ドクター。

印度系美人女医がX線とスキャンを掛けて、あれこれ診断。
ちゃんと立っている事もできず、激痛に「くの字」の総経理。
「ちゃんと 真直ぐ立ってね」と言われるが、立てば激痛に脂汗。
指で腹部や腰を押しては、「痛い?」って優しく聞いてくる。
勿論 押して頂かなくても 痛いのです、ねぇ ドクター。

印度系美人女医が「胃に孔があいているから、手術ね~、ウフッ」って、
でも、X線とスキャンで胃穿孔ってわかるものですか?ねぇ ドクター。
「手術はね、組織を孔の所に張り付けるのネ、入院は一週間位かな、ニコッ」
あっ パチ当てですね その施工方法 知っています、ねぇ ドクター。
「で、手術を受けるのなら、こことここにサインして、
なるべく いっぱいのデポジットを払ってね、今すぐネ、ウフッ」
唸りながら、サインをして、有り金1000RMをデポジットした。
持ってけ泥棒、いや ドクター。

「あっ、パスポートも見せてね、クフッ」
パスポートでも、何でも お見せますから、早く何とかして下さい、ねぇ ドクター。

印度系美人女医が、「お部屋に行くまで、良い子で座っていてね、ニコッ」って。
あら、あら、どっか 行っちゃいました。
あのぅ 痛いんですけど、ねぇ ドクター。

Vol.2に続く。