総経理に会いたいのか、屋台で食べたいからか不明だが、
「馬来西亞に行きた~い」と呟いているmint jam嬢。
東南アジアに「どんぶり」があるのかと問いを発している。
まず、丼形状の食器はあると力強く断言する。
余談だが、お椀はマレー語でMankokなのだ。(末尾kは無音)
が、天丼、鰻丼、カツ丼、牛丼、海鮮丼等の様に、
大振りの丼に飯が盛られ、飯の上に一品の料理が乗り、
一食の料理として完成された「日本の丼」形態は、食べた事が無い。
飲茶屋で小振りの壺に軽く飯が盛られ、
一品の具をちょこっと乗せ、蓋をして、蒸される点心はある。
点心の一つなので、これだけで一食となる事は無いし、蓮華で食べる。
「丼」に近いけれど、ちょっと違う。
深皿に飯を盛り、一品の具が乗った 所謂「中華丼」の類はある。
これは、一食としての分量がある。スプーン又は蓮華で食べる。
器は丼では無いけど、「日本の丼」形態に近い。
日本の丼飯の特徴は、食べ方だと思う。
食べ方としての丼飯は、口の中に飯と具を掻きこむ、
具と飯が口の中で一体化して、得も言われぬ幸福感に包まれる。
東南アジアのぶっかけ飯を「丼物」と言えば言えるけど、
皿に飯、2~3品の具を乗せて、フォークとスプーンで食べる。
掻き込んでいないが、具と飯が口の中で一体化はする。
華人系は、飯の上にオカズを乗せ、ご飯茶碗を持ち上げ、掻き込む。
セルフ・トッピング型「丼物」と言えなくもないが、碗が小さい。
敬愛する大衆飯ライター遠藤哲夫(エンテツ)と料理家瀬尾幸子の
共作本「みんなの大衆めし」が出版された。
いつ吉隆坡の「紀伊国屋書店」に入荷するんだろう。
入荷したら即買いだな。
海鮮丼
去年の6月4日の今頃は、「6.6円山」に間に合う様に、
夜行便に乗る為、空港に移動し始めたっけ。