ここ馬来西亞でも 2週間遅れでこの放送を見る事ができた。
午後三時半からの放送だったので、お昼寝しない様に昼酒を控え、
日本ダービーが終わってから TVの前に待機した。
木村さん、岡野さん両研究者と連携する各大学の研究者達の
しがらみに囚われない行動力には、頭が下がった。
遠くからデータだけで、歯切れの悪い解析をしている方々の御言葉よりも、
生きたデータで、説得力があり 分かりやすい。
この放送で唖然とした事は、放射能の数値や拡散状況だけでは無い。
両研究者が行く先々で 文科省のモニタリング・ポイントが設置されていて、
計測点のマーキングがあり、政府、自治体が既に定点観測をしていた事。
そして 地名、住所が無記載で、
地図上に点で示されているだけの定点観測データが
文科省のHPに掲載されていた事だ。
それも原発から20km以遠のデータだ。
モニタリング・カーによる計測となっているけれど、
データの羅列だけなので、分かりづらく、どう対処したらいいのか不明だ。
木村さんは番組の中で
「初動計測が遅れると 周期の短い放射性物質の計測が出来ず
汚染分布解析が難しくなる。」と言っていた。
で、5月27日の新聞の片隅には、
「文科省 6月中に土壌採取方法を確定し、土壌汚染地図を8月末までに作成」と。
豚皮と赤チリの醸豆腐