2011年6月2日木曜日

ネットワークで作る放射能汚染地図

ここ馬来西亞でも 2週間遅れでこの放送を見る事ができた。
午後三時半からの放送だったので、お昼寝しない様に昼酒を控え、
日本ダービーが終わってから TVの前に待機した。

木村さん、岡野さん両研究者と連携する各大学の研究者達の
しがらみに囚われない行動力には、頭が下がった。

遠くからデータだけで、歯切れの悪い解析をしている方々の御言葉よりも、
生きたデータで、説得力があり 分かりやすい。

この放送で唖然とした事は、放射能の数値や拡散状況だけでは無い。
両研究者が行く先々で 文科省のモニタリング・ポイントが設置されていて、
計測点のマーキングがあり、政府、自治体が既に定点観測をしていた事。
そして 地名、住所が無記載で、
地図上に点で示されているだけの定点観測データが
文科省のHPに掲載されていた事だ。
それも原発から20km以遠のデータだ。
モニタリング・カーによる計測となっているけれど、
データの羅列だけなので、分かりづらく、どう対処したらいいのか不明だ。

木村さんは番組の中で 
「初動計測が遅れると 周期の短い放射性物質の計測が出来ず
 汚染分布解析が難しくなる。」と言っていた。

で、5月27日の新聞の片隅には、
「文科省 6月中に土壌採取方法を確定し、土壌汚染地図を8月末までに作成」と。



豚皮と赤チリの醸豆腐