3月末の春の熱気に包まれながら始まった。
お食事メニューは 4品。
私は ジッとメニューを直視した。
そして 我々の運動は間違った方向に進んでいるのではないかと
深い絶望感が心の底から湧き上がって来た。上から順に インディアンオムライス、ドライカレー、
ハムライス、ナポリタン掲載されたメニューに
特権階級的なヒエラルキーを見抜いたのは 私だけではないだろう?
ここで括目せよ!
ハムライスは、ハムの入ったピラフ。ドライカレーは、ハムライスにカレー粉が加料されるのだろう。
そしてドライカレーを卵で包んだのが「インディアンオムライス」だ。
何かを足すと階級が上り、特権も上がっていく。
我々が革命的に打破すべき 特権階級の頂点が
「インディアンオムライス」である図式が浮き上がって来る。
今 我々が「インディアンオムライス」を食べたとしても
特権的階級を打破する事とは 同意では無い。むしろ「インディアンオムライス」を断固拒否する事こそ
より鮮明に闘争を強化する事になるだろう。
ライスのヒエラルキーに寄り添わず
スパゲッティとして 最下層・値段で
独り戦い続ける スパゲッティ・ナポリタンにこそ
人民の有るべき姿が認められる。