2014年3月6日木曜日

動物を屠り そして喰う

料理するのは 小学生の頃から好きだった。
今から50年位前の事。
町内には 鮮魚店や精肉店があり
捌いてもらって 買っていた。

動物を屠り 捌き 喰う事を
自分の中で確信したのは 副業を始めてからだ。
屠場に毎月一回 屠場排水処理施設の点検に行った。
脱血だけを集めて 凝結処理(煮凝り)の装置を納入した事もある。 
分別してる筈なのに 毎朝 モツがポンプに詰まってしまうので
タンクの中に入り 詰まったモツを取り外した。
ゴム手では 脂で滑るので いつの頃から素手でやっていた。
2m3程のホッパーの中の煮凝りは ゼリー状になり
ゲートを開いても トラックに落ちない。
ゴム長を着て スコップ持って ゼリーに入り 煮凝りを掻き出した。

潰しの裏では 皮を剥ぐ人達
ツラをボイル人達が居た。
検疫ではねられた牛の半身を 屠場の人と焼却炉にぶっこんだりした。

豚モツ一匹分、和牛タン一本とか分けてもらった。

でもね 潰したてのモツを屠場のストーブで 水煮して(水は入れない)
ちょっと 醤油を垂らして喰うのが 旨いんだ。

潰し屋、捌き屋どちらも ナイフを研ぐのはピカイチ。
勲章の様に 腰のベルトにあった。

さっき TVでイヌイットの猟と捌きを見た。
捕りすぎもせず 獲物の全てを使い切る。

俺はいつ 「ある精肉店のはなし」を観ることが出来るのだろうか?