2017年9月8日金曜日

亜細亜の子供旅団 最后の彷徨

朝だ 目覚めろと ヤンゴンが言った。
で 三人分隊維 西側の路地を徘徊す。

東の路地よりか 落ち着いた路地が続く。
そこでは 人の生活が 苔生した建物の内外で
営まれている。

朝の煮豆売りが 路地にやってくると
建物の上階で 洗濯物を干していた 女が呼び止める。


吊り下げられたクリップに 煮豆を挟み
スルスルと買い手に

そして 買い手は お代を投げ
売り手が拾う
幾つかの路地を抜け 僕達はモヒンガを食べた。

旅団はその後 シャン料理屋で昼食後
シェンダンバゴタに タクシー2台で 分乗し向かう。
合流点 西入口のエスカレーター ポイントには 別分隊が居ない。
待つ事 十分 それで十分 生きていれば それで十分♫
中に入れば その内 回廊で会えるだろう。

ブラブラと寺院を歩き 少しマッタリしていると
向こうから ブラブラ歩いてきた分団が見えた。
二人の胸には 誇らしげに"E"が!
我が分隊は"W"だ。
まっ 仕方無いのだ 
この分隊長は 40年以上も前から 叫んでおられる
「それが 東か西か北か南かは知らん~」と!
そうですね あの山が見えれば北 この海や川が見えれば南
ランドマークがなけりゃ 分かりませんね。
方位磁石 移植してやろか!
そして この分隊長がエスカレータとエレベータが
違う移送機械である事を認識していないのだと僕は 知った。

が あれ これはおかしいぞ 4人分隊なのに二人しかおらん?
分隊長に訊く 他の二人はと?
二手に分かれ 右回り 左回りで
貴君達の捜索にあてた 効率的やろ?っと。
嗚呼 分隊長 その作戦は 二次遭難を招くのだよ。

座して 待つ事 数十分 
二人分隊が ようやっとやって来た。
「いろいろ拝んでたら 迷っちゃって~」

僕は 本当に 心配したのだよ
貴女達が 何処かの路地で 攫われて
明日の朝には 何処かで 売られている事を!
まっ 持ってけ泥棒 十両付けるから お願い持って行ってっと。

さ そんなこんなで 亜細亜の子供旅団は 散開さ
また いつか どこかで ヘロヘロ 歩き
路上で 御飯を食べ 路地裏に入り込もうね!

再見!