2010年1月20日水曜日

唐十郎「四角いジャングルで唄う」

浅川マキのレコードジャケット同様に、このLPのジャケットも黒い。


ジャャケット画は、合田佐和子画伯。
1973年に後楽園ホールリングでの、状況劇場の劇中歌リサイタル実況録音盤、
歌詞カードでは無く、当日の台本(シリアル768)が付いていた。
台本表紙には「蝶のように舞い、蛾のようにへばりつく」のサブタイトル。

限定盤だか自主製作って事だった様だが(販売はベルウッド)、
当時 よく出入りしていた、
池袋 ぱるこ ぱろうる(詩、美術、演劇関係の本屋)で 
簡単に購入した記憶がある。

中高生が、ホイホイと状況劇場の芝居を毎回見に行ける訳も無く、
このLPを聞きながら、芝居を想像したもんです。

1984年には、「音版唐組・赤テント劇中歌集」ってカセット・ブックも出たけど、
状況劇場と唐十郎の猥雑さ、妖しさの雰囲気は、
「四角いジャングルで唄う」が勝っていた。
四谷シモンが唄う「お銀ちゃんの唄」には、魂消ました。

大学の演劇部で「少女仮面」をやった時に、音楽・音響・伴奏を担当した。
このLP のおかげで、劇中歌の何曲かは、
状況劇場のオリジナル旋律(小室等作曲)でやる事が出来たっけ。

海南チキンライス