2016年9月29日木曜日

Long Long Week

今週は 東海岸北の国境の街で 長い 長い一週間を過ごす。
ようやっと 先程 解放された。

この三日半で ワタシの出番は1時間半のみ
放置プレーが続き 今日の午後のまとめでは 座敷童状態。
日本人相手なのに 俺が喋った日本語は ほんのわずかだ。
疲れたぜ ヤレヤレ!

昨夜 ホテルに延泊をお願いすると
ホテルレートは 某A Go だ より高いと!
元々 某A Goだ で予約していたので
もう一泊を予約した。

そして 今朝は 不思議な事になった。
フロントで 先ずチェックアウトし カードキーを返した。
その場で チェックインして カードキーを貰った。
ウ~ン ウ~ン 初めての経験。

既に持ち込んでいた「命の水」が無くなったので
この街でたった一軒の酒屋に寄って
ワインを買って帰った。
明日は 移動だけだ。











2016年9月28日水曜日

ケダルイ午後

さして 作業する事が残っていない現場。
現場事務所で事務仕事のローカルスタッフ二人
この現場での御用が無い俺は 他のお仕事をする。
冷房がきついので ローカルスタッフに了解をとり
エアコン4台中3台を停めた午後。

なんか事務所内が生温かくなってくる。
ジワっとケダルクなり 頭がドヨ~ンとしてきた。
ふと気づくとスタッフ 二人の
キーボードを叩く音が聞こえなくなっていて
Siesta One! Siesta Two!

しばらくすると 二人は起きて 現場に行ってくると出て行った。
二人が何時に戻ってくるか分からないが
暑い現場から 戻って来た時の為に
エアコンを1台 稼働した。

そして 一人になった俺は
まだ あるかも知れない幾つかの事に
妄想を巡らせ始めた。

そんな ケダルイ午後の話。




2016年9月17日土曜日

わたしの小さな古本屋 

本屋さんの棚で ヒッソリと僕を待っている本に出合う事がある。
目に留まった瞬間 立ち読みもせずに 購入して 
人攫いの様に お家に連れて帰り
風にカーテンが揺れ 少しだけ木洩れ日が差し込む
昼下がりのベッドの上で 戯れながら 読んでしまおう。

「わたしの小さな古本屋」 倉敷・蟲文庫店主 田中美穂著も
そうした本の一つだ。

著者が突然始めた 古本屋さん
日常が静かに語られ 紡がれていく エッセイ。
が その文章は 路地の古本屋で 何気なく起こる奇譚集の様だ。

お近づきになった友部正人が 引っ越しの為に 本を送ってくれ
数年後 蟲文庫ライブの出待ち前に その中の一冊を
この本 ボクも持っていたんだけど
いつのまにか いなくなってしまったんだと話したとか。

クラフト・エヴィング商會が 現実世界の倉敷で古本屋さんを
営んでいるような気になってくる。

田中さんのお名前は記憶になかったけど
倉敷 蟲文庫は どこかで聞いたか 読んだ記憶があった。

今日は 良い本を読んだ。
それだけで 幸せな日だ。

2016年9月10日土曜日

ベルウッドの軌跡

労音をひきづっていたURCがあり
なんか良く分からない エレックがありで
登場してきたベルウッドレーベルは
70年代初頭のガキには新鮮だった。
外盤を買うと 大手WBとかだけど
レーベルプリントが LPの中央で廻る様な事。

浴びる様にその頃の音を聴いたのは
「ホーボーズコンサート」だ。

雑司ヶ谷公園の手前に ヒッソリと佇む芝居小屋。
赤テントや黒テントと同じ様に
床に座り 膝立てて 音を聴くのだ。

たった一年程 毎月一週間 ここで音が聴ける。
今日はクラブの集いで とか
親を騙し 金をくすめ 聴きに行った。

俺が録音した テープを返さなかった
立教大学生もいた。
高校生を騙すなよ!

そんな 音の記憶。

2016年9月5日月曜日

酔っ払いの話は いつも聞き流される

とある朝の社内特別執務室で
マネージメントから
「先週の夜の話進めますね」
そうだ 先週 このお方と タイマンで酔っぱらって話したんだ。
あいつをヴェトナムから マレーシアに戻してもらって
俺は 後1年位で 仕事を辞めるよと。

2週間後 ヴェトナムから舎弟が来馬し、
マネージメント同士の打ち合わせ中に二人だけでお話した。

「娘二人 日本の高校に入れなきゃならないし
正直 ヴェトナムの事務所は 居所がなくったので
マレーシアに戻りたかったので 了解してもらって良かったです」
ウン ウン。了解って なんだ?俺が望んだ事なのに。
「私も もう50になったんで ボスが65になる
5年後に引き継げるように頑張ります。」
ン? なんか話が違う。

その晩 ヴェトナム組二人とマレーシア組二人で呑む。
マレーシア・マネージメントが
「みんなボスの体の事を心配しているので
今回の超法規的処置で 後5年 頑張って下さい。」
ハ~?
「現場や出張が減れば まだまだやれますよね!」
エ~?

待て 待て 話が違うだろ
俺が 君に言ったのは
何十年も博打打って 勝ってきたけど
もう 勝ち続ける事は出来ないし 疲れるのだよと。
悪魔に売り渡す歯も もう無いしと。


誰もが 酔っ払いの話は 聞き流してしまうのだ。