最近 同じような夢を見る。
夢の又夢かも知れないけどね。
それは こんな夢だ。
ふと気が付くと店の中 戸口に立っている。
右側に カウンター席と厨房があり
安っぽい4人がけテーブル席が4卓ある。
厨房の出入り口横に ビール中瓶と日本酒1合瓶が入った冷蔵庫がある。
その横の台の上に お茶とマジックで書かれたジャーが
その横には あの青地に白玉の御茶碗がアルミのトレーに置かれている。
家からチョット歩いた八百屋、魚屋、肉屋、酒屋等
数件の小振り商店街によくある ラーメン屋、定食屋の風情だ。
が カウンター席には椅子が無い。
仕方が無いので 他に客も居ない昼下がりなので テーブル席に座る。
カウンターの上の壁にメニューの短冊があった。
かつては 何種類も作っていたのか?
短冊を剥がした跡が 壁と明暗の痕跡を残している。
現在のメニューはと言うと
右から 「御料理」
「野菜肉炒め 450円」「肉入り野菜炒め 450円」「肉野菜炒め 450円」
「ニラ入りレバ炒め 450円」「レバ入りニラ炒め 450円」
「御飯物」
「御飯、味噌汁、お新香セット 150円」
潔く、謎のメニューで 暫し 悩む。
厨房から 店主が「何にします?」と聞いてくるのだが
即答できず 「日本酒貰います」と冷蔵庫から出して来る。
悩んでいても仕方が無いので こういう場合の鉄則で
右端から注文する事で 納得する。
「野菜肉炒めと セット!」と注文すると
「あいよ!」と店主が答える。
厨房から ジャカジャカ シャッシャッと中華鍋を振る音
時々 カーン カーンとお玉で鍋を叩く音を
聞きながら 日本酒を呑む。
が いつまでも いつまでも
ジャカジャカ シャッシャッ カーン カーンが果てしなく続く。
二本目の日本酒を呑み終わったところで
「ヘイ お待ち!」と店主の声。
で 夢の記憶は途絶える。
ほぼ同じ夢を見るのだが 御料理の短冊の並びが違っていて
注文する物が違っていたりするのであるが
未だに食べた事が無い。
起きてからも 悩む
「野菜肉炒め 450円」「肉入り野菜炒め 450円」「肉野菜炒め 450円」
「ニラ入りレバ炒め 450円」「レバ入りニラ炒め 450円」
何がどう違うんだろうか?
あ~ 僕は 夢で食べたい!