「皆には言うたけど 小判鮫2号に言うて無い事があるねん」
「なんでしょか?」
「森スタジオに行くんは 知っとるやろ?」
一昨日メールで教えて貰っていた。
昨年の洪水で 被害にあった森スタジオに御寄りして、
再興に立ちあがっている森さんからお話しをお伺いするのだ。
「あのなぁ 皆で3曲決めてもろうて 録音するんや」
ヒョエ~ なんちゅう 贅沢な旅なんだろう!
チェンマイに行く小判鮫1号と空港で別れて、
車は走る 走る。休憩時 S/Aのセブン。酒類販売解禁時間なので命の水を探す。
あれー ビールが冷蔵庫に無い!
レジの後ろにある筈のメコンとかもな~い!横で一緒に佇む誰かの唄を口ずさむ
♪セブンにお酒が売って ない♪
後で知った事だが、タイでは自動車内の飲酒は、
運転手も同乗者も厳禁になり 捕まると罰金!
♪で タイのS/Aには 酒は売って ない♪
恐るべし タイランド。
打ちひしがれて 煙草を吸っていると
「小判鮫は、皆と一緒の時に煙草は吸わないよーに」とHさんから
しまった!小判鮫1号が別働隊になったので
煙草を吸うのは私一人なのだ。
御昼ご飯を食べて 仕立てのジェット・ボートで島に渡るそうな。
「カオマンガーイが食べたいな!パッタイも食べたいな!」と私。
「小判鮫2号は 私と同じ炒飯にしなさい!」と指導を受ける。
冷蔵庫からLeoビールを勝手に取り出し グビグビ。
御料理がタイランド・タイム!なかなか出てこないので、「命の水」を仕入れに行く。
雑貨店では、おばちゃんがレッドカレーを食べていた。
物欲しそうな顔をしていたら、恵んでくれた。美味しい!
なんか托鉢の旅をしている様な気になって来た。
タイウイスキー「Regency VSOP」750mlと「Sang Som」ポケット瓶を仕入れる。
2日間だから それで十分!
ジェット・ボートに乗り込み いざ小鮫島へ。
が 天気晴朗なれど波高し!ボートは、バウンドし 人は100mも飛び上がる。
ライフジャケットを着けてないので、私は座りながらバランスを取る。
2年前に「山の学校」に行った方達は、なぜか 立ちあがって バーを握り、
バウンドに合せて 上下しながらバランスを取っている。
笑いながらバーに掴まっておられるMさんを見ていると
なぜか私には、キャッ キャッ笑いながら 吹き飛んで、
波間に消えて行くMさんが見えてしまうのだった。
艱難辛苦を乗り越えて 島に着き、
取り敢えず それぞれのコテージに。私は 杉爺と同じコテージ。
ビーチに面したバルコニーで「命の水」!
明日香&悠ちゃんが泳ぎ始める。
勇造、Hさんも泳ぐ、杉爺も泳ぐ。ナオちゃんは、浜辺でウロウロしている。
やはり ボートから落ちた様で Mさんは見当たらない。
アローイさんは 少し具合が悪い様で コテージでお休み。
沈む夕陽に包まれながら遊ぶ「音も達」を眺め、
ゆっくりと「命の水」を嗜む。こんな 贅沢な時間に 思わず涙が出そうになった。
To be continue