2012年8月28日火曜日

「サワディ・タイランド2012」ツァー同行記 其の二

車が動き出すと 勇造が
「皆には言うたけど 小判鮫2号に言うて無い事があるねん」
「なんでしょか?」
「森スタジオに行くんは 知っとるやろ?」
一昨日メールで教えて貰っていた。
昨年の洪水で 被害にあった森スタジオに御寄りして、
再興に立ちあがっている森さんからお話しをお伺いするのだ。
「あのなぁ 皆で3曲決めてもろうて 録音するんや」
ヒョエ~ なんちゅう 贅沢な旅なんだろう!

チェンマイに行く小判鮫1号と空港で別れて、
車は走る 走る。
休憩時 S/Aのセブン。酒類販売解禁時間なので命の水を探す。

あれー ビールが冷蔵庫に無い!
レジの後ろにある筈のメコンとかもな~い!
横で一緒に佇む誰かの唄を口ずさむ
♪セブンにお酒が売って ない♪
後で知った事だが、タイでは自動車内の飲酒は、
運転手も同乗者も厳禁になり 捕まると罰金!
♪で タイのS/Aには 酒は売って ない♪

恐るべし タイランド。

打ちひしがれて 煙草を吸っていると
「小判鮫は、皆と一緒の時に煙草は吸わないよーに」
Hさんから叱られる 指導を受ける。
しまった!小判鮫1号が別働隊になったので
煙草を吸うのは私一人なのだ。

 泣きながら 再び車に乗った。
ワイワイ お喋りしていると船着き場に着いた。
御昼ご飯を食べて 仕立てのジェット・ボートで島に渡るそうな。

「カオマンガーイが食べたいな!パッタイも食べたいな!」と私。
「小判鮫2号は 私と同じ炒飯にしなさい!」と指導を受ける。

冷蔵庫からLeoビールを勝手に取り出し グビグビ。
御料理がタイランド・タイム!
なかなか出てこないので、「命の水」を仕入れに行く。
雑貨店では、おばちゃんがレッドカレーを食べていた。
物欲しそうな顔をしていたら、恵んでくれた。美味しい!
なんか托鉢の旅をしている様な気になって来た。

タイウイスキー「Regency VSOP750mlと「Sang Som」ポケット瓶を仕入れる。
2日間だから それで十分!

ジェット・ボートに乗り込み いざ小鮫島へ。
が 天気晴朗なれど波高し!
ボートは、バウンドし 人は100mも飛び上がる。

ライフジャケットを着けてないので、私は座りながらバランスを取る。
2年前に「山の学校」に行った方達は、
なぜか 立ちあがって バーを握り、
バウンドに合せて 上下しながらバランスを取っている。

笑いながらバーに掴まっておられるMさんを見ていると
なぜか私には、キャッ キャッ笑いながら 吹き飛んで、
波間に消えて行くMさんが見えてしまうのだった。

艱難辛苦を乗り越えて 島に着き、
取り敢えず それぞれのコテージに。
私は 杉爺と同じコテージ。
ビーチに面したバルコニーで「命の水」!

明日香&悠ちゃんが泳ぎ始める。
勇造、Hさんも泳ぐ、杉爺も泳ぐ。
ナオちゃんは、浜辺でウロウロしている。
やはり ボートから落ちた様で Mさんは見当たらない。
アローイさんは 少し具合が悪い様で コテージでお休み。

沈む夕陽に包まれながら遊ぶ「音も達」を眺め、
ゆっくりと「命の水」を嗜む。
こんな 贅沢な時間に 思わず涙が出そうになった。
 


To be continue

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