2016年7月31日日曜日

お月様は いつ 星屑の街で葉巻を吹かすのか?

お星様が最期の瞬きを 遊ぶのが 流れ星だと、
チョットした 最期の御茶目な 賑やかしなのだと
まだ夜しか無かった頃の 星を観る人が言った。

瞬き 光りを失った お星様は 何処か 遠い所に降り落ちて
ポーラスな岩石になり 沈黙し続けるのだと
まだ夜しか知らない頃の 星を観る人が また言った。

輝きを無くしたが まだ 時々光る お星様が住む街があるのだと
「星屑の街」って 言うらしい。

星屑の街には 電燈が無いけど
想いついた様に 自分が星である事を想いだした様に
光る お星様が居らっしゃるから
ピカピカだったり 光が騒々しい。

そんな街のカフェで
お星様達は エタノールを呑み
葉巻を吹かし 硫化水素を フッと吐き
「お月様は いつ この街に来るのかな?」
「早く 来てくれればいいのにね」

で お月様は ニタ~リと舌舐め擦りして
シュポっと 遁走してしまった。







2016年7月24日日曜日

どんな本にも 学ぶ事はある

何時間も掛かる本があれば
一時間も掛からない本もある。

この人の本は また読みたいと思う本もあれば
もういいやと思う本もある。

さて つい つい 買って 読んだ本は
久し振りに 後者だ。

一冊は 女子がアジアを旅する時の指南本
もう一冊は ドラッグ漬け アル中のロッカーがどうやって
アンチエイジングで生き抜いているのか。

駄本と思いつつも 読んでしまうのが
活字中毒者の 悲しい性だ。

が そんな本にも 学ぶ事がある。
前者は 「携帯ウォシュレット」を知った事だ。
ホテルは別にして アジアで 用を足す時
手動ウォシュレットは 大体完備されているが
ホースが床でノタウッテいたりする。
酷いのは ホース先端が便器に。
こ これは ちょっと 使用したくない。
携帯ウォシュレット買うかな!

熟年ロッカーが 菜食主義者だったり
チャンと御身体を鍛えている人が多い。
ドラッグやアル中から抜け出すのは
別のモノに 依存する事の様だ。
例えば 釣り 車 環境保護。

が キースは どうやら 身体に良い事は 何もしてい無い様だ。
ヘロヘロでも生きていけるんだ。
この本で言及されていないが
ディランは どう生き続けているのだろうか?

最たる疑問は この熟年ロッカー達の歯は 自前なのだろうか?

答えは 吹きすさぶ風の中。



2016年7月20日水曜日

Down By the Rriverside

地図を見ていると面白い事が分かる。
かつて インド大陸とユーラシア大陸が ぶつかり
隆起したのが ヒマラヤ山脈で
ここからの雪解け水が 延々と 流れながら 分岐したのが
インダス河 ガンジス河 黄河 長江
そして 東南アジアの国に分岐するメコンなのだ。

これらの河は 豊穣をもたらすので
人が集まり 街を作り 国を作って来た。

そして 誰かは 河を下り 見た事の無い土地に移動する。
もっと 良い土地があるかも?と。

そして 移動する人と土地の人の混触が始まり
東南アジアを形成してきた。
豊穣な恵みをもたらす メコンで。

マレー半島は インドシナ半島 タイ 縊れた女の腰の先に位置し
メコンの豊穣の恵みを受けていない。

マレーシアが 他の東南アジアの国々と大きく違うのがそこだ。
何百年も掛けて 移動した人達は 混触するけど
ガラパゴスに 突然現れた 人達と混触する暇が無い。
棲み分けで 不干渉 不可侵でいる。
ここには 異人は いつも 海を渡って来るから。
マレー半島は 東南アジアでは無い。

そして ある違和感を持ちながら 皆が 暮らす国 馬来西亞。







 

2016年7月14日木曜日

Going to West Coast from East Coast

北の国境 東海岸の街コタバルから
タイ国境線を眺めながら 西海岸の街ペナンに車で走る。
たった350kmだが 一般道路、山のジャングルロード
クネクネ道なので 5時間半かかる。

「水曜どうでしょう」の様に
独り言を言いながら 走る。

「僕は 4台前の バカドライバーに断固抗議したいさ~ 
君は 少しだけ 左に寄って 道を譲りなさいと!
さっき ミスターが追い抜いた6台が
もう後ろにくっついて 団子状態だ~
ミスターの努力を無駄にしてるんだよ 君は!
嬉野君 チャンとナンバーを映すんだよ。
藤村君 編集でモザイク入れたりしちゃ駄目だよ!」

ハンカクサイ バカな俺は 淡々と距離を稼ぐ こんな山道で。

 
ようやっと 辿り着いたペナンで 御褒美のホテルで荷を解いた。
そして 巣篭りさ。
 





 
 
 
 


2016年7月9日土曜日

寓居 

道内から流れて来た父が母と出合ったのは
フォッサマグナの起点 越後の港町。
三歳の頃 埼玉は蕨に移動した。

そこには十年位居た。
家の門には 「廣川寓」と表札が掛かっていた。

人口密度日本一の町
流れ者が 工場で働く街
小学校のクラスでは 三分の一位が
給食費を払えない 生活保護家庭の街

「寓」なのだ。

大宮の片隅 田んぼの ど真ん中に
家が建ち 表札から「寓」が削除された。

そこで生まれ 育った人ばかりの地域。
「寓」は 続く。

相模大野に住む。
良い街だけど 友達は 学業の為に ここに居るので
みんな どっかに帰って行く。
最後まで居たのは 俺ぐらい。
「寓」だ。

大宮倉庫を買いたいと言った人がいたので
大宮に戻るが
会社で寝る生活が続き 倉庫に帰っても
玄関脇の自分の部屋で寝るだけ。

やがて 俺は馬来西亞に住み
倉庫を買いたいと言った人は
生まれ故郷で住んでいる。
生まれ故郷って そんなに良いのだろうか?

馬来西亞 この家で「廣川寓」とは表札を置いていないが
ここもまた「寓」だ。

どれだけ 馬来西亞で暮らす どっかから やって来た人達と
仲良くなっても いっぱい話しても
「寓」なのだ。

「寓」の人は 街に根付いてる人にとって 
珍しいから チヤホヤして 味が無くなったら
スルメの様に 唾棄される。

イツカ ドコカニ イッテシマウ。

さて 何処に行こうかな。



2016年7月8日金曜日

見えない敵を撃つのだ!

何日か前 酒を呑みながら 舎弟達と
テレビ・ゲームの話をした。

それは もっぱら 50代後半の俺と二つ違いの男が
話す 一方的な話だ。
俺達は テレビ・ゲームの初期から
ハマりまくり、コピー天国のこの国で
やりまくっていたのだ。

30代前半の人達には 普通にある遊び道具
俺達が ジャングルジムを登ったり 降りたりした様に。

例えばクーロンズゲートで 登場した 360度まがいに回転する画像
今や 3D CADで普通に仕事で使う。

例えば 何処かの端末と頭に繋いで 情報を得る。
もう みんなググってる。

でも ググって得た情報は 本当かい?
結果だけを 丸呑みしてないか?

情報を自分で 理論的に納得できるまで
考える事が大切なのに。

何も考えないで 突っ走れるのは
幸な事に 男女の性愛だけだ。
そして 不幸な事になる事もある。

そんな事を考えながら 今日も眠れない夜を過ごしている。