2010年10月22日金曜日

The Beast that Shouted Love at the Heart of the World

昨日は、副業をサボって、バス・ルーム排水口の洗浄業務をやった。
洗浄業務が半日で完了したので、30年前の資料を整理した。

整理もしないで、真剣に読んでしまったのは、
二十歳頃の3年程 所謂「親しい御付き合い」をさせて頂き、
「親しい御付き合い」解消後も、交友関係にあった方からの御手紙。

PCなんぞ個人が持っていない当時、総経理は電話も持っていなかった。
住んでいる所も 大学も違った。なので、御手紙通信をしていた。
後にも先にも、こんなに御手紙通信をした事は無い。
とは言うものの、週に一、二回は会っていたんだけどね。

彼女の封筒の中に 出しそびれたのか、下書きなのか、
自分が書いたものが、いくつかあった。
だけど、自分が送った手紙は、当然 手元にないので、
こちらが書き送った事は 想像するしかない。

で、気が付いたのは、両者とも(想像分も含んで)
「愛している」とか「好き」とか、「会えなくて気が狂いそう」やら
所謂そう言う間柄の男女が、書きそうな事を一言も書いていない。

一緒に居て、酒を呑み、Little FeatやRy Cooder等のLPを聴き、
ギターを一緒に弾き、芝居や「全冷中」等のお話しをしていて、
恥ずかしながら、「愛」を語り合った記憶が無い。
Joe Sample「Melodies of Love」を聴き、お話ししたのが
唯一「愛」の言葉が入っていただろうか?

そんな遠い日の仄かな記憶。

今日のタイトルは、当時 彼女が借りたと書いていた
ハーラン・エリスンのオリジナル題名。
日本語題名は、「世界の中心で愛を叫んだけもの」だっ!