2014年12月29日月曜日

Midnight Driver或はDriver in Morning Haiz

寒さと重低音で覚醒する。まだ午前二時だ。
昨夜は 檳城で鯖丼と忘年会だった。
爆睡したので 頭が冴えわたっている。
吉隆坡に帰る事にした。

前後に並走する車も無く
灯りと言えば 時々すれ違う対向車のヘッドライトと
出口付近の街灯だけ。
暗闇を引き裂きながら 南北ハイウエィーをひたすら南下する。

車に流れるのはMB「from his head to his hart to his hands」なのだが
頭に流れる音楽は 別の音楽だ。

愛してるって言っても 聞こえない 風が強くて
この頃はチョット冷たいね 送りもせずに
この道はまるで滑走路 夜空へ続く~♪

だからこの暗闇を抜ければ
そうこの暗闇を抜ければと
夜汽車は 夜汽車は急ぐんです~♪

白い曠野を切り裂いて
ゴウ ゴウ ゴウと雪の銀河を
ぼくは まっしぐらなのです
君の街は もうすぐなんです~♪

漆黒の闇が捲れ上がる隙間から 朝靄が融け出し始める刻
吉隆坡に着いた。
モスクからアザーンが流れる中で
「大きな自由」を大きな声で歌うてきます と言ってくれた人が
今夜 この曲をどう歌い出すのか妄想しながら 犬の娘bと徘徊した。