2015年2月22日日曜日

誰にでも 誰かと話したい時がある

昨日 御昼寝から 起きて PCを見ると
IEがクラッシュしていた。
何度 再起動しても駄目なので
試しに スタート画面のIEアプリから立ち上げると
ネットに入れたので 気にしないで オニオンスープの準備を始めた。
って 玉葱刻んだだけだけどね。
 
電話が リンリン!
リスペクトしている人からのコールだ。
この人は 89年から15年程 
馬来西亞のお仕事ジェットコースターに乗せてくれ
唯一 地獄まで付いて行っても良いと思った人だ。
この人の場合 電話を掛けても出ないので
まったく一方通行の連絡だ。
今は MM2Hで 単身馬来西亞で暮らしている 76歳。
私は 20年以上 この人のITマンをしている。
 
案の定
「あのさ インターネットが繋がらないんだけど 
TMがおかしいのかな?」
「それ IEがおかしいんですよ、TMは生きてますよ」
「どーすりゃ いいんだい」
「え~と カーソルを右下の画面端に 持ってくと
ピロロンとタブが出てきますよね」
「ウーン ウーン おっ なんか出たぞ」
「スタートって窓マーク出てますよね?」
「うーんうーん これか?」
「それ ポチして下さい」
「もう押しちゃったよ」
「IEのアイコンを押してください」
「もう押しちゃったよ 中日スポーツが出た なんでかな?」
「私が ホームに設定したからです。」
「あのね 中日スポーツは 今読みたくないの お気に入りがないんだ」
「右下のスパナマークの横にお気に入りアイコンありませんか?」
「う~ん う~ん ピンなんとかってあるけど 押しても 何にも起きないよ」
格闘2分 超イラチの人なので 面倒くさくなったのか
「ほっときゃ その内なんとかなるか!」
「そうですね 多分 明日辺りには 繋がりますよ」
 
普段なら 手間取らせちゃイカンから 切るね 
またなんかあったら 訊くからって ガチャリなのだが
珍しく なんか話し始めた。
「最近さ~ カントリーを聴いてるんだよ フォークじゃなくて
カントリー」
とカントリーの話をし続ける。
「最近さ~ 目が疲れちゃうんで あんなに本読んでたのに
本読まなくなっちゃったんだ」
と 本を読まない事を話し続ける。
30分後
「おおっ もうこんな時間だ 明日はゴルフだから寝るよ 
悪かったね じゃまたね」
ガチャリ。
 
そっか この三日間 CNYで恐らく 
華人の御友達とゴルフ出来なかったんだろう。
私と一緒で 誰ともお話してなかったのかもね。
 
オニオンスープの作成に戻りながら 気が付いた。
あのね もう寝るって まだ午後6時なんですが K合さん!
 
マグロとホタテのカルパッチョ
 
オニオンスープ
 
ブレブレ チョコモンブラン
 
 
 

2015年2月20日金曜日

一人ぼっち部屋にいると~♪

CNY二日目
窓から見下ろす道路には
人っ子一人 車もバイクも通っていません。
 
 
毎年 思うことだけど
人口30%の華人の お正月なのに
な~んで こんなに静かになってしまうのか この国は。
 
20年前と違って CNYでも ショッピングモールが開いている。
空いているので 普段寄り付きもしない 
フロアーに行ってみたりするが
 
人波の無い中にいても 早く帰りたいと思い~
冷房の無い部屋に帰れば 街が恋しくなる~♪
 
街が恋しくなっても 人波の無いCNY
家にいても独り 街に出ても独り
そんな CNY でも お洗濯はかかしません。
 
 
 

2015年2月19日木曜日

新年快楽 恭喜發財!

わ~た~しの 国では
全ての民族と 全ての宗教に
慈悲深い方の 御恵みで 
Chinese New Yearで今日から 4連休です。
 
華人の方々は 昨日あたりから 一週間か10日程 お休み。
昨夜 CNY大晦日なので 花火が上り
違法な爆竹が 炸裂していました。
 
吉隆坡の街は 静か 通り静か
 
そんな日も 洗濯は欠かせません。
 
 

2015年2月15日日曜日

ヴィクターの犬

さて 「はっぴいえんどマスターピース」を入手してから
早や 一ヶ月がたった。
 
ハイレゾ音源を
今日 低音がブースできる H/KのNOVAに繋いで聞いてみた。
 
執務室のテーブル上では すんばらしい 音だ!
左右のスピーカーから 音がクッキリ ベースが テーブルを這ってくる。
「ヴィクターの犬」状態!
 
その昔 親が 自宅を建て 蕨から大宮に引っ越した。
お家のある 住宅街周辺には 畑が拡がっていた。
蕨の頃は 駅まで歩いて10分 都内までは 30分位。
都内に行くには 高崎線の宮原駅まで 自転車で15分以上掛け
そこから 池袋には 小一時間掛かった。
絶望的な 遠さ ド田舎に住んだもんだ と嘆いた。
City Boyがカンポンボーイになっちゃった。
 
独立した自分の部屋(6畳)を貰った。
それは2階で 隣の姉の部屋(10畳)より 小さいが 横の納戸(1畳)よりは広い部屋。
が 俺の部屋には なぜか本棚があり
そこには なんたらかんたら百科事典全集 全百巻やら
海外文学全集 全五十巻、日本文学全集 全二百巻
俺の本をどこに置けばいいのか状態!
資金が足りなかったのか 工期が間に合わなかったのか
ベランダが無いのに 床上からの窓があった。
窓を開けると 奈落。
なのに 雨戸もあった。
懐から 雨戸を引き出す作業は 安全帯無しにはできない作業さ。
 
そんな状況だが 
同じ部屋に こうるさい姉がいない!
わざわざ 居間にあるステレオで 両親や姉から ああだこうだ言われて
LPを聴く状況から解放された。
で 数千円のポータブル・プレーヤー(スピーカー2個付き)を買った。
 
スピーカーを最適に配置しようにも
ベッドと本棚以外のスペースは限られている。
何故か 新宅に不要になったらしい ちっちゃなソファもあったので
執務机しかないのだ!
 
そして 執務机に置いた ポータブル・プレーヤーのターンテーブルに
初めて乗せたのは
同潤会アパートのURC東京事務所で 入手した
はっぴいえんど「風街ろまん」だ。
貧しいアンプとスピーカー
フルヴォリュームにすると
近隣の家族から 苦情がくるので ひっそりと掛ける。
俺は耳をスピーカーに近づけて聴く
音が右から 左に流れると
耳も 右から 左に動かす。
 
イヤフォン・ジャックのあるプレーヤーに買い替えるまでは
俺は「ヴィクターの犬」状態になりながら
いろんなLPを聴いた。
 
唯一 「ヴィクターの犬」から解放されるのは
家族が外出している 数時間なのだが
そんな数時間は 愛する人と時間と過ごすので
スピーカーから 流れる音よりも
愛する人の 言葉と仕草に「ヴィクターの犬」
状態なのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2015年2月7日土曜日

さて 吉本隆明を考える

おろし蕎麦を食べながら テレビをみた。
 
 
 
 
 
 
で 吉本隆明の番組が流れる。
共同幻想論、市井の思想家。
 
生活をし 御飯を作り 御飯を食べる。
そして なにか 考える。
 
吉本隆明と鶴見俊輔 梅棹忠夫 
もう一度 読もう 知について 考えよう。
 

2015年2月3日火曜日

タイプーサンだから 

わ~た~しの州では ヒンドゥーの奇祭
タイプーサンで 旗日です。
 
が いつもの様に起床し アザーンを聴きながら
犬の娘と徘徊。
 
ちょっと お腹が空いたので
まだ暗い午前6時50分 一年振り位に
OUGの屋台に走る。
 
Oversea Union Garden(OUG)は、朝市がたち
ハイテンション華人が その傍若無人振りを発揮して
朝から人混み状態な街だ。
 
他人ん家の扉の前でも 平気の平左で路駐
 
道の両側に路駐がズラリ なので車がすれ違えず渋滞
 
 
朝市の周りのコピティアム屋台は ハズレが殆ど無い。
が 駐車がとても困難なので 一年に一回位しか行かない。
 
猪肉麺を食す。
ここのは 醤油スープ 具沢山で美味しい。
コピ屋のオババは 相変わらず 喧嘩を売ってる様に注文を取る。
 
 
 
ちょっと 朝市を眺めて すっかり明るくなった街を走って帰った。
 
 
そんなタイプーサンの朝の30分間が 嬉しいね!
 
 

2015年2月2日月曜日

幼児狩り

小学生5,6年から 中学にかけて 女性の作家を読んだ。
瀬戸内晴美、富岡多恵子、倉橋由美子、金井美恵子、河野多恵子だ。

瀬戸内晴美は 不倫小説から 「美は乱調にあり」で 大きく舵を切り。

富岡多恵子は 池田万寿夫と同棲して 詩人から 小説を書き始め。

倉橋由美子は 「スミヤキストQの冒険」で 主義と男を断罪した。

金井美恵子には 「夜になっても遊び続けろ」で 触発された。

そんな頃 発表年から だいぶ遅れて 読んだのは 河野多恵子だ。
同じ頃 読んだ沼正三「家畜人ヤプー」とは 違う 男女の愛。

淡々と書かれる行為は 刺激的だ。
仄かな記憶なので 間違っているかも知れないが
スキ焼鍋を背中に置いて 牛を食べる
洗濯バサミをいろいろな 身体の部分に挟み 引っ張る。

が そこには 愛する人への 感情が 渦巻いていた。

人の肌に併せると 暖かい。
身体の奥に 触れると 熱い。
そこの機能が 排出する器官であっても。

河野多恵子の死を悼みながら 
この人の小説にであえた事を 淫したいと想う。