2013年10月19日土曜日

Jangle Roadを走り抜けた先には

KulimからKLに戻る。
渋滞と取締り情報の為に ナビを入れると
高速一本槍では無いルートを言って来た。

これは 10年以上前に一度だけ 走ったJangle Road
Kulimから45km位走って Jawiで南北ハイウェイに入るルート。
ナビの所要時間は、高速一本槍と変らず3時間半だ。
久し振りに 走ってみよう。

十字路が無いから 悪魔と出合う事も無く
ブルーズの為に 魂を売る事は叶わない。
一本道だけど クネクネ道。

道の両側は パーム椰子プランテーション。
道はガッタ ガッタ!
時折 現れる集落 ここにも人が居る。

そんなJangle Roadを走っていると
視覚は 木漏れ陽の道を捉えながら
思考は 少~しだけ 内側に向かう。

夏の始まりの記憶
秋の始まりの記憶
アイス珈琲、よく冷えた白ワイン、冷酒と御鮨
夏の木洩れ陽と緩やかな風。

Jangle Roadが終わり そろそろ ハイウェイに乗るところ
道の向こうには 至福の時間が待っている。 

2013年10月15日火曜日

少し遅く起きた朝は@Lucy Stall

今日は犠牲祭で祝日。
夜寝るまで 誰にも会わず 誰とも話さないんだろうな。
少し遅く起きた朝から 人恋しくなって
5㎞離れた Lucy Stallへ 朝食を食べに行く。

 
Lucy Stallは、リンクハウス(長屋)の角地
自分のお家で営業している。
駐車スペースが 厨房。テーブルは お庭。


注文しようとすると Lucyの息子(多分)から
「日本仔 炒板麺と炸水餃だな」と言われて
「はい そうです御主人様」と答える。

隣には 小さな娘二人を連れた夫婦が
湯板麺を食べている。

今朝は少し 肌寒いから
ほんとは湯板麺の気分だったんだよ 御主人様。

幸せそうな若い家族の横で
炒板麺、肉汁が閉じ込められた炸水餃を 独り頬張る。

 
 
スライドギターが効いた 名前も知らない華人の唄が流れてきて
ゆっくりとChina Teh Panasを飲む。
暑かった秋の始まりの事を思い出しながら…….
 

金を払い 店を出る背中に親父が声をかける
「日本仔 また来いよ!」
話ができて 良かったよ 御主人様。

2013年10月10日木曜日

林亭「夜だから」を聴きながら


 
林亭を初めて聴いたのは
74年か75年のホーボーズコンサート in 池袋シアターグリーンだ。
林亭の噂は その前から知っていたけど 聴く機会は無かった。

加川良だったか 1310師匠だったかの前に出てきた林亭。

ニヒルにとつとつと喋り 唄う佐久間順平
喋りなしで ウィーン少年合唱団の様に 唄う 大江田信。

林亭が 好きになった瞬間!

耳に残っている 記憶だけだけど
73200枚限定の「夜だから」を聴くと
たった一年か二年で 何かが違う。

大江田信のボーカルは 変わらない。
佐久間順平のボーカルやギターが違うのだ。
特に 金子光春の詩の「さるまたの唄」は
記憶と遠く離れている。
「ホーボーズ」で聴いたのは もっと渇いていて
唄い方も違っていた。

あの時聴いて 林亭を記憶に入れた
「さるまた」は
まさに「岸づたいに行く女の子を かまわず追いかけろ
それが 君の革命なのだよ!」
と 佐久間順平の声が届いた 瞬間。

そして このジャケットは
神田「さぼうる」
あの頃 神田の古本屋で本を漁り 
本を持って 「さぼうる」で珈琲を飲み
お金があれば カレーを食べながら
団精二訳のコナンを読んだの あの頃。

夢を見ている頃 を過ぎても まだ 夢を見ている。
 
そんな事を思っていたら パスタソースを焦がしてしまったよ!
 

2013年10月9日水曜日

禁煙をめぐる冒険 或は徘徊路地の巡礼 第二日目


朝起きて 禁煙体操後 朝食。
御飯、味噌汁、納豆、漬物を食す。
 

食後の禁煙体操後 3時まで 監視人付き自由行動。
30分徘徊し 美容室で髪をカット。そして徘徊。

途中 貢物のお財布を受け取る ありがとう 私のよゐこ。

 
2件のCD屋さんをハシゴし、いくつかのCDを購入。
 
 
一軒のCD屋さんでは、こんな人とあんな人のCDが仲良く並んでいた。
 

天麩羅屋で昼酒 ざる蕎麦付きとした。
 
 
天麩羅の出てくるタイミングが良くない。
しかも お通しが大根おろし!
アテにせず おろし蕎麦にしたが ピクリとも辛くない大根おろしだった。

 

ヤクと新米を購入して ホテルに戻る。
で 禁煙講習会、禁煙体操に明け暮れる。

スーパーで買ったハムとタイサラダで飲酒。
不思議な事に 煙草を吸いたいと思わない。
で 禁煙体操をして 寝た。

翌朝 最期の禁煙体操をして、サラダとコーヒーの朝食。
監視人さんに預けた煙草とライターを返してもらい 体験入門終了。
無事48時間の禁煙を完了し、監視人に挨拶して空港に向かった。

トーゼンですが 空港の喫煙室に直行した。
短いお付き合いだった監視人に妙な愛着を覚えながら
偶には 禁煙もいいかもしれないと思った。

馬来西亞に戻り 空港の喫煙室に貼ってあったポスターに
喫煙が及ぼす 体各部の害が描かれていて
ある部分には EDと記載されていた。フムフム なるほど。

と まぁ 邯鄲の夢でした。

禁煙をめぐる冒険 或は徘徊路地の巡礼 第一日目


禁煙道場の体験入門に行って来た。
某国際空港に降りたが お出迎えの監視人の到着が遅れていた。
これ幸いと 喫煙室で最期の二服をする。

で 監視人との出合い頭「今 煙草吸っただろう?!」
と怒られ、全ての煙草とライターを巻き上げられ
通関よりも厳重に荷物をチェックされ
ボディチェックも受ける。

ホテルに向かう間に 色々と指導を受ける。
3時まで 監視人付き 自由行動との事。

珍しい小判型の掻き揚げが乗った立ち食い蕎麦を食べた。
 
 
そして 路地を徘徊。

興味を引く郵便箱とか 住所看板とかあったが
他人のお家の玄関なので撮影しなかった。

お寿司で昼酒予定なので、徘徊しながら店を探す。
が どこも支度中だったり 
鰻とお寿司とか鱧とお寿司の看板で食指が動かない。

どんどこ徘徊していると もう2時。
良さげなお寿司屋さんに入る。

コの字カウンターだけで 一貫から注文できる。
とうがらしの握り、水茄子の握りが美味しかった。

 
本屋さんで 幾つかの本を購入した。
 

ほろ酔い気分でホテルに戻り 禁煙講習会。
特筆すべきは 禁煙体操!確かに体操しながら煙草は吸えない。
夜は、喫煙できない寂しさを 部屋で飲酒、そして禁煙体操で紛らわして寝た。
 
 
 
 
 
 

2013年10月8日火曜日

嗚呼 憧れの京阪神~!


あれは いつやったろうか?

URCを知り オダサクを知ったのは

紅顔の美少年の10代前半。

 

オダサクの小説は 安吾や太宰とは

まったく違う。

安吾も太宰も 如何に文学的死を求めるのかに終始したけど

オダサク 旨いもん食って ええ女と過ごすか

で そんなんが ちょっとだけ 世間様と違う生活でも

ええやんか!

 

と 言ってるような気がする。

 

あれから 45年近く

いまだに春一、自由軒、たこ梅にも行かず

梅田飲食街の看板に茶々を入れながら

関東者は 生きていくのだ。

 

ちょっと あっちに行く時に

春一見たいな とか

自由軒でライスカレー食べたいな とか

しょうむ無く呟くと

西の女が言う

「あんさん おでんはスジやで ここにあるで~」

俺が 最期に食べたいおでんは はんぺんなのに。 

2013年10月1日火曜日

ほんとに舌がビリビリするのか?


「ファーストフードが世界を食いつくす」
エリック・シュローサーという人が2001年にリリースした本。
干支が一回りして 初めて読みました。

以前「ハンバーガーの世紀」を読んだが
今回のこの本は、ファーストフード全般が
内包している 問題を提起している。

それは システマティックな流通構造には
どこか矛盾があり 加工肉品質そのものや
生産労働の人達に 矛盾の皺寄せが集中している事が書かれている。

ん~だ 消費者側は 嫌だなっと思えば 食べなければいいのだ。 

この本を読みながら思ったのは
米国のファーストフード(デリバリーピザ含む) って
手食なんだな~って事。

そりゃ~ 箸やらフォークやらナイフを使うより手っ取り早いや!

でっ 常にパッケージセットがお得よって言う。
僕はコーラが飲めないのに ナンチャラカンチャラ with コークを勧めてくる。 

で 日本のファーストフードを考えた。
立ち食い蕎麦と牛丼 昔は立ち食い寿司!

立ち食い寿司以外は 汁が時間で変っていく
経営者側の思惑どうりには 味が一定しない。

ゆで起きでも 即ゆででも 人が介在する。
同じチェーン店でも ここがいいとか あそこがいいとか。
それに 地域によって 汁の味が違う! 

何がどうしても 画一的になれない 日本のファーストフード。
そんな 阪急そば 十三一号店を食べてみたい 夜。