2019年7月11日木曜日

壬生湯で産湯に浸かるツァー 1st day


7.6 YUZO 70 70 円山音楽堂に向けて
2019年初から 京都の宿を予約する動きが活発となった。
かつて よく利用させて頂いた 錦水館が閉業したので
大勢がひとつ屋根の下で 宿泊できなくなった。
いろいろ 探してもらい 京町屋 1棟貸 KASHIN壬生になった。
最大8人が 泊まれるし YUZO生誕地っちゅう事で
「壬生湯で産湯に浸かるツァー」 23日と相成った。
同宿者は 神戸から鯖丼、ミント、ヅカから某b 大阪北西からアサミさん
洛外南から直ちゃん 瀬戸から千晴ちゃん そしてオレの計八名だ。

ワタシは 集合日前夜から 移動を始め KIX朝着で 京都御室に向かった。
御室で 昼食と御昼寝をして 壬生に移動した。
買い物帰りのアサミさんと宿捜索中の直ちゃんと四条通で遭遇、宿へ。
鯖丼、某bも到着。
直ちゃんと高槻 南風楽天へ移動。
7.6 円山前夜祭に参加。
さくら&カンチ、ソウブラ、サクマ@所沢と 再会!
ソウブラ ウメちゃんは 明日着で 今日は居ない。クスン
ライブではもれなく付いてくるムラセ姐、緑魔人けいこ、
そして渓流放浪人ボブと再会!
楽しく呑んでると 37年来の仲間
北見のササキくん、高田イネ早苗さん、田中園子さんと再会!
河本さんが押し入れで熟成させた  
86年タイのカセット7組半を園子さんから受け取った。
「年寄りにこんな重いもん 運ばせるんじゃない」と叱咤激励された。
ニセコ梅本さん、浦和江上君と再会!
京子さんは ニセコで御留守番。クスン
千晴ちゃんと再会!
前夜祭は タラマのオトウに煽られて 盛り上がり ズミー(最高)
明日の再会を願って 前夜祭の夜は更けて行った。

直ちゃん、千晴ちゃんと一緒に 壬生の宿に帰る。
酔いに酔って 天井不知の皆がお出迎えしてくれた。
そして オレと丼は、二人で馬鹿話をして 眠りについた。

本日の歩数は 11,558歩であった。

2019年6月27日木曜日

第53惑星のサナトリウム


ボクは 53惑星のサナトリウムに居た。
高原のサナトリウムと違って 「ウフフ」「ムハハ」と
白樺林でナースと追いかけっこをしたりする事が出来ない。
そんな大誤算のサナトリウムだ。

不快な環境音楽付きカプセルに入り 脳をスライスされ
血と尿をたんまりと吸い取られ
胸に吸盤を付けられたり
手指 足指に電極を嵌めて 電気ショック拷問だ。

腕を水平に挙げ 直立しろとか
真っ直ぐ 歩けとか 腿上げやら 膝を曲げろとか
顔を動かさず 眼を開いて眼球だけ動かせとか
フルメタル・ジャケット状態 或いは
時計じかけのオレンジ状態になる以外
ベッドに横たわり ヨロヨロと用を足しに行くだけだ。
生理食塩水ボトルと手の甲がチューブで繋がれていて
マンディーも着替えも できやしない。
3度のブレンダー食だけが 愉しみの そんな日々が 4日続いた。

Dr. Strangeloveから召喚された。
頭は悪いが 脳に異常は無い
血は奇麗じゃないが 血液に異常は無い
尿漏れがあるが 尿に異常は無い
心臓に毛が生えているが 心臓に異常は無い
眼球の動きと手足の反射が鈍いが
この4日間の投薬で 症状は沈静化した。
「キミをここから 開放する!」と Dr. Strangeloveは宣言した。

「なんのクスリだったの?」とボクは聞く。
「ただのビタミンBのサプリだ。」とDr. Strangeloveが答え
「キミは エ イ ヨ ― シ ッ チ ョ ―」と言いながら
チェシャ猫の様にニタリ笑いで 消失した。

2019年6月25日火曜日

ボクは或る日


ある朝 目覚めると人工乳歯が 合わなくなっていた。
肉体固有の サイゴノヒトハがしつこく居座っていた。
人工乳歯から 人工永久歯への生え変わりは
サイゴノヒトハが落ちてからだ! 脳内神が宣言した。
以来 1年以上 人工乳歯に頼らず
何も噛め駄のアラレ状態で 生命維持活動を行ってきた。

ある朝 目覚めると 世界は ダブル・ヴィジョンになっていた。
視る物 視る物 二つ見えるなんて オトクな眼に進化したのだ!
ステキだろ!?
眼は二つ あるのに 視えるのが 一つなんて 悲しいだろ?

近い物は微妙な位置で 遠くの物は 離れて 二つ存在するんだよ!
車で走っていると 視た事も無い世界が視えてくる。
覚醒だ。
片目を閉じると 一つに視える それが実体なのか 眩体かは 知らない。
プラグ・イン&プラグ・アウトde ナチュラル・トリップさ。

車を降りて いつもの様に 立って 歩こうと
脳から 伝達した筈なのに 足は一歩を踏み出す仕草の真似をしてる。
車に凭れて 一服と 脳が手指にヤサシク伝達。
胸ポケットまで ジワジワと上腕がニジリ寄り
プルトップを ヨタヨタ開け 指が一本を抜き出そうと
ルーティン・ワーク行動をするが 指が掴んだ気持ちなっているだけだ。
永遠の時を無駄遣いし 朝の空に向けて 紫煙を吹き上げた。

紫煙は 揺ら揺らと 二重に舞い上がり
朝から ギラギラ存在する 二つの太陽を覆っていった。

進化と覚醒の朝だった。