2016年6月25日土曜日

在外と呼ばれても

アタシ しちゃったんです。初めてでした。
胸がキュンとしちゃったんです。

大使館は休館だけど 投票所は土日も開いている
と言う事で 在外投票する為に 日本大使館に行って来ました。

大使館には 駐車場が無く 近所が工事中なので
路上駐車スペースは 満車。
150m位 離れた処に 違法路上駐車して トボトボ歩く。

大使館入門では、在外選挙人証を見せなさいと言われる。
申請した在外選挙人証は 大使館内にあるので
今は持っていないと答えるが 入れ歯を装着していないので
うまく 伝わらず 5分程 警備会社の日本人と押し問答する。
携帯電話を召し上げられ 付き添い付きで やっと館内に入場した。

大使館で今まで見た事の無い白いテントを指差して
「あちらが 投票場になります。後はあちらの係員の方の指示に従ってください」

エ~ テント~ なんで~ 紅テントじゃないの~。

在外選挙人証の受領書に あれこれ記載してサイン。
それから 投票用紙やら いろんな封筒を頂戴し
綺麗なオネーさん から説明を受けるが
襟ぐりが広いので 集中できない。

ようやっと 投票ブースで 投票用紙に記入。
徹夜で 日本語を書く練習をしたが
やはり在外者には 判読できる漢字が書けなかったので
ひらがなで記入した。
投票用紙を選挙区、比例 それぞれのポチ袋に入れ 封をする。
ポチ袋をそれぞれの 長封筒に入れるのだが
長封筒には 選挙区、比例の記載が無く どちらに入れていいか困惑する。
綺麗オネーさん にお尋ねすると親切に 説明してくれる。
これは こちらに これは そちらに。
が 綺麗オネーさんが 挿入介助してくれるわけでは無い。

しかたがないので 自分で挿入し 
こちらに記入して下さいの指示に従い 
あれやこれや 記入してサインをする。

そして この二つの記入事項を オネーさんが確認。
隣のオネーさんが 再確認し
選挙管理委員会への封筒に 自分で挿入して
お渡しし お渡し確認書に あれこれ記載し サイン。

「確かにお預かりしました。御苦労様でした。」
と 綺麗オネーさんに笑顔で 言われ
「アリガトウゴゼーマスダ」とペコペコ頭を下げて テント=投票所を退出。
携帯電話を返してもらって 大使館を退場。

凶暑禍々しい 日照りに晒されながら ヘロヘロ歩いて車に戻る
エンジンを掛けながら ふと 気付く
「お預かりした」と言ったが 
「万難を排して 選挙管理委員会に送り届けます」とは言われなかった事に。

そして舎弟から仕事の電話があり
自慢げに 生まれて初めて投票した事を自慢した。
舎弟が言う「非国民にも 権利があったんですね?!」



俺は在外と呼ばれ 非国民と呼ばれる。
ヤレヤレ。





2016年6月23日木曜日

どうしてこんな?

今朝 出社すると
協力会社の人が なんか言ってる。

親友が亡くなって 日本に帰りたいんです。
良いですかね?

それは いいよ。

そこから 帰る飛行機代は 誰の持ち分かっと。

ついこないだも 父親代わりをしている 甥の結婚式で
衣装合わせをするので 日本に帰らなきゃ
その弐週間後は 結婚式でって。

俺は 言いたい 帰ればいいじゃん
で 個人的理由で 飛行機代を払うかどうかは 別の交渉だ。

取り敢えず 自分の金で 帰れよ そんな大事な人達の事なら。

自分の金で 帰る事が 出来ないなら
それは 親友でもなければ
父親代わりの 叔父じゃない。

そんな 三十代と五十代の 情けない男とは
付き合いたく 無い!

2016年6月22日水曜日

2016年6月21日火曜日

何も足さない 何も引かない

この何年間 続けていた
6月末 京都、名古屋の旅。
8月の タイから各国への旅。

今年は 諸事情により 断念 残念。

今年は イサーンに行ったし
ハルイチに行ったし
足し算 引き算では割り切れない生活だけど
とりあえず プラマイ・ゼロだ。

東へ 西へ 北に 南に
転がり続け 見て来たような嘘をつきながら
旅から 旅の生活が続く。

ホームに帰ると
「やぁ 元気かい?」と尋ねる 人が居る。




2016年6月14日火曜日

So Many Revers to Cross

再び 東海岸 北の国境の街にやってきた。
「命の水」入手が困難な街
ラマダン中なので 陽が昇り 陽が落ちるまで
マクドナルドすら閉めてて 良かった状態の街へやって来た。

海岸沿いを北上すると
東海岸に 流れ込む いくつもの河を渡る事になる。

狭い河 広い河
運転しているので 途中で数え切れなくなった。

これまで 僕は幾つの河を渡って 来たんだろうか?
あと幾つの河を渡るんだろうか?

そうして 僕は この街に辿り着き
河沿いのホテルに 荷物を下ろし
部屋から 夕陽が沈む 泥河を眺めている。








2016年6月13日月曜日

SNAP BACKPHOTO 控えめに

フォトグラファーの横木安良夫さん
ずっと前から 素敵なパフォーマーだと思っている。
昨年 CRPを立ち上げられて 
今年になって 地撮りとか SNAP BACKPHOTO、懐電写真
パフォーマー感がマシマシ。

でもね 小林紀晴さんの写真集もCRP出すって言ってたのに
未だに 出ないのが残念だ。

地撮りは 一つ間違えると お縄を頂戴する。
他人にカメラを向けるのは 怖い。
そんな小心者も 時々 他人を後ろから撮っている。
まるで 変質者の様に。

不覚にも 他人から撮られてしまった自分の背中 
 

奈落に堕ちる 背中

無言の背中達

夜中に御飯を選ぶ背中

おかたしを始める背中

地撮りに近い車の背中

大きい背中 
 

筋肉質な背中

働く背中

不覚にも背中を撮られる けど 良いバックショット!

2016年6月8日水曜日

How I can stand post served ?

何度も同じ現場で 一緒になった人が
定年退職で 帰国するので 挨拶に行った。

将来設計の無いワタクシの
定年とアラカンの後学の為にさ。

「再雇用で 延長しないの?」
曰く
「安月給で いろんな国の いろんな現場を這いずり回されて
さらに 安い月給で 這いずり回るのは やってらんないよね
もう あっちゃこっちゃ 動き回りたく無いしさ
そろそろ 落ち着きたいしさ」

「定年後を見据えて なんか下準備したの?」
曰く
「するわけないだろ!」

「どうすんの これから?」
曰く
「あんたと同じだけど 何十年も離れた家族とは
生活のリズムが違うからな
そうだ 独りで旅に出るかな!」

そうだね ボク達は ウロツキマワル 浪人さ
安住の地を求めながら 安住出来ない 成り行き人生。

そして 想い出した 元満州馬賊のモロサンを。
仕事上の付き合いだけど
夕方 電話が掛かって来る
「ダンナ 鰻のマルで一杯やろうよ 出ておいで」とか

モロサンの着ていた カシミヤのオーバーコートは
膝下まであり 後ろのスリットは 馬に乗る時用に
腰上まで 割れていた。

で 分かれ際モロサンが 言う
「また 呑んでおくれよ ダンナ」

オレは モロサンのコートが欲しかった。
そんな 20代のオレと 60過ぎのモロサン。

何処にも 落ち着けないんだ。