2016年11月4日金曜日

夜空と陸の隙間に潜り込んで

来週は 東海岸の現場に 行く事になった。
発端は 出稼ぎ労働者がイミグレーションの査察で 拘留された事だ。
人口三千万の この国 
60%の多数民族は 頭を使う事も汗を流して働く事も嫌な ノンビリさん
30%の黄色人種は 頭を使ってお金を稼ぐが 汗は流したくない方々。
10%の方々は 深く物事を考えている顔なのだが・・・。
必然的に出稼ぎの方々に頼らざるを得ないのだ。

そして もう一つは 現場に行ってもらっていた日本人が
心臓の痛みを訴え 帰国してもらうしか無くなったからだ。

その現場は CityでもTownでもVillageでも無い 中途半端な所から
10km弱の場所にある。

その中途半端な所には ゲストハウスに毛が生えたようなホテルしかない。
食堂も付いていないので 朝食も夕食も ホテルで摂る事が出来ない。
たった4,5軒の中華屋 もちろん日本食屋は無い。
以前 その内の一軒のホテルに泊まったが 
六畳位の部屋に コンパクトに収まった ベッドとトイレ
窓のカーテンを開けると
道を歩く人と 顔合わせ サラマット・パギッ と言う事になった。

昼は 現場のキャンティーンで 
味がどうのと言う事が出来ないブッカケ飯を食べるしかないのだ。
隣の石灰工場からは キャンティーンの横で
白い煙が吹き まっ なんだな アルカリ食品を食べてるのだな 俺達はと納得する。


さて どうするか?
南に下ると 朝夕食事が摂れるリゾートホテルがあるが
20~40km現場から離れる。

北に目を転じると 現場から10km強の所に 5000円位で
朝食付き 24時間ルームサービスのリゾートホテルがあった。
WiFiは有料だけどね。

チョックラ 行って来ようね そんな所に。
It's most poor area in malaysia or most original malaysia la!



 

2016年10月29日土曜日

血を越えて 御飯を食べよう!

今日は 光の祭典 Salamat Depawali!
夕方 メッタに鳴る事の無い ブザーが リンリン。

隣人が お出でと。

つられて 下に降りると オープンハウスだ WOW!

馬来西亞は 多民族国家だけど
少し ほんの少し 歪んでる。

だけど 皆で お祝いしようよ
一緒に 御飯を食べて

朝の徘徊で 逢う人
出勤時に 逢う人
リフトで 逢う人

みんなで お酒を呑み 御飯を食べる
チョットだけ いい日じゃないか?

僕は 以前から知っている人
徘徊時に挨拶する人
知らない人
お話をして 帰った。




2016年10月28日金曜日

春餅を食べる日

子供の頃の事。

何か 良い事や 親しい人達が家に来る時は
チョット 大きく皮を作り ほんの少し 焼き 春餅にして
いろんな具と餡を挟んで 食べた。
もちろん 子豚の皮も 北京ダックも無いけどね。

幼少の頃から お家にやって来る家族がいた。
いつも お家で 母を先頭に調理した料理を食べるのだ。
この家族 ビッグイーターです。

で 子供達も 同じような 年齢で
ピアノの連弾とかしていた。
次女とは なんか 惹かれ合ってた。

さて この穏やかな時に 
豊田勇造の「走れアルマジロ」をながし ギターでチョット遊んでいると

オジサンが聞いた
拾得はなんて読むんか知ってる?

じっとく!

さすがや ウチの娘達とは ちやう!

と言う事で 次女に嫌われた。
父ちゃんはツライ ツライ。



2016年10月11日火曜日

いつから 三越と伊勢丹が一緒になったやと~♪

この吉隆坡に 伊勢丹が進出したのは
1990年代初頭の ブキビンタンのLot10だった。

リニューアルして 日本のアンテナショップみたいにするらしい。
そこで 今は 三越 伊勢丹HDと言う事を知った。

ナルホド 僕は知ってるよ 関西では
阪急と阪神が一緒になった事を。
総取り「決戦 日本シリーズ」とほくそ笑んだが
もう 阪急ブレーブスが無くなっていた。

で さらに 西武そごうHDが
阪神阪急HDに関西圏の数店舗をと。

そこには 元親会社を抜いてしまった M&A大好き子会社がある。

僕は この国で メガSCに行っても面白く無いし
おんなじテナントが入ってるだけだ。

もう「不思議大好き!」とか 「Be In」ではない。
ましてや 火事で ハシゴを上り下り出来なかった 女子従業員が居る事も無い。

で 僕はオモウ ホントはさ
西武と東武が 一緒になれば良かったんだと。
だって 池袋東口にあるのが 西武で
西口にあるのが東武なんだよ~。

そして この百貨店達も
地方の百貨店を食い荒らして来たんだ。

2016年9月29日木曜日

Long Long Week

今週は 東海岸北の国境の街で 長い 長い一週間を過ごす。
ようやっと 先程 解放された。

この三日半で ワタシの出番は1時間半のみ
放置プレーが続き 今日の午後のまとめでは 座敷童状態。
日本人相手なのに 俺が喋った日本語は ほんのわずかだ。
疲れたぜ ヤレヤレ!

昨夜 ホテルに延泊をお願いすると
ホテルレートは 某A Go だ より高いと!
元々 某A Goだ で予約していたので
もう一泊を予約した。

そして 今朝は 不思議な事になった。
フロントで 先ずチェックアウトし カードキーを返した。
その場で チェックインして カードキーを貰った。
ウ~ン ウ~ン 初めての経験。

既に持ち込んでいた「命の水」が無くなったので
この街でたった一軒の酒屋に寄って
ワインを買って帰った。
明日は 移動だけだ。











2016年9月28日水曜日

ケダルイ午後

さして 作業する事が残っていない現場。
現場事務所で事務仕事のローカルスタッフ二人
この現場での御用が無い俺は 他のお仕事をする。
冷房がきついので ローカルスタッフに了解をとり
エアコン4台中3台を停めた午後。

なんか事務所内が生温かくなってくる。
ジワっとケダルクなり 頭がドヨ~ンとしてきた。
ふと気づくとスタッフ 二人の
キーボードを叩く音が聞こえなくなっていて
Siesta One! Siesta Two!

しばらくすると 二人は起きて 現場に行ってくると出て行った。
二人が何時に戻ってくるか分からないが
暑い現場から 戻って来た時の為に
エアコンを1台 稼働した。

そして 一人になった俺は
まだ あるかも知れない幾つかの事に
妄想を巡らせ始めた。

そんな ケダルイ午後の話。




2016年9月17日土曜日

わたしの小さな古本屋 

本屋さんの棚で ヒッソリと僕を待っている本に出合う事がある。
目に留まった瞬間 立ち読みもせずに 購入して 
人攫いの様に お家に連れて帰り
風にカーテンが揺れ 少しだけ木洩れ日が差し込む
昼下がりのベッドの上で 戯れながら 読んでしまおう。

「わたしの小さな古本屋」 倉敷・蟲文庫店主 田中美穂著も
そうした本の一つだ。

著者が突然始めた 古本屋さん
日常が静かに語られ 紡がれていく エッセイ。
が その文章は 路地の古本屋で 何気なく起こる奇譚集の様だ。

お近づきになった友部正人が 引っ越しの為に 本を送ってくれ
数年後 蟲文庫ライブの出待ち前に その中の一冊を
この本 ボクも持っていたんだけど
いつのまにか いなくなってしまったんだと話したとか。

クラフト・エヴィング商會が 現実世界の倉敷で古本屋さんを
営んでいるような気になってくる。

田中さんのお名前は記憶になかったけど
倉敷 蟲文庫は どこかで聞いたか 読んだ記憶があった。

今日は 良い本を読んだ。
それだけで 幸せな日だ。