2010年12月16日木曜日

花村萬月著「俺のロック・ステディ」

今回の日本お使いで、仕入れた本だ。
花村萬月の本の題名には、「ブルース」「へヴィ・ゲージ」があった。

この本は、「花村萬月がロックを語る」だ。
この人は、真直ぐ曲って行った70年代のロック小僧なのだと
思い知らされる文章だ。

で、その中に幾つか興味深い記述がある。
風貌や過激発言から、ストーンズやパンク好きかと思っていたが、
ルーツ・ブルースを好み、ロックブルースでは、
イギリス人のブルース弾きよりも
アメリカ人のブルース弾きを好む傾向が窺える。
で、その理由は、ベンドやスライドでのミの出し方が、違うからなのだと。

マーティンとギブソンの音の違い位分からなきゃ イカンとか。
ライ・クーダーの追っかけだとか、思わずパチ・パチの内容!

そして、勇造フリーク一番のサプライズは、
70年代前半の京都のライブハウスで聞いた豊田勇造の記述。
♪俺の背中で大の字に山が燃える♪にはぶっ飛んだと書かれている。
でも フレーズにぶっ飛んだのか、なんかでぶっ飛んだのかが不明なのだが。

8月末に勇造さんを空港に送って行く車の中で、
花村萬月の「百万遍」を読んだ話をした時に、
「俺の事を本の中で書いてくれはってなぁ」って言っていた。
「百万遍 古都恋情」の中に書かれていたかどうかの記憶がなかったけど、
この本だったんだ。
最近は 刺身やトロロマグロしか喉を通らない様な気がしてきた!

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