2012年8月31日金曜日

「サワディ・タイランド2012」ツァー同行記 其の四

天気晴朗 波低しで 何事も無く船着き場に戻る。

出発235秒後 几帳面に選曲報告。
 
 
3曲の歌詞とコードを復習しといてねと
勇造に教育的指導を入れつつ、
追加要求で 最終選考に残った他の2曲もお願いしてみる。
「それでじゅっぷん」のリフレインだけ。
「ペシャワール」の最後のカコーンだけ。
 ちょっとだけよ! 
速攻でYuzo Officeさんから 教育的指導を受ける。

小判鮫には配布されてなかった「旅のしおり」を
Mさんから見せて頂く。
物欲しそうにしていたら 心優しいMさんが恵んでくれた。


途中 空港で小判鮫1号を拾い、一路 森スタジオに!
小判鮫2号の私にとって ここから 真の苦行が始まったのだ。

小判鮫1号が合流した事で、一列目3人掛けの座席には、
奥からアローイさん、Hさん、小判鮫2号、1号の順で
4人で 座る事になった。
私の右半身は2人掛け座席側 左半身は一人掛け座席側。
お尻の割れ目を境に 身体泣き別れ状態なのだ。
そして 私の右太腿は、Hさんの左太腿と密着状態!
ひょえ~ 心臓バクバク!

何か間違いが起きると鉄拳的指導が入ってしまう。
でも 車はフニクラ フニクラと走り続ける。

車の揺れにつれて
♪ 右側の人が ドンドン ドンドン 押して来る~
私は押されて また 押されて
左足は小判鮫1号の右太腿の上に
右手は前部座席の背中に当てて、
こ~んな 格好をしながら 座ってたっ!♪

何も無かった事にしようと 森スタジオに無事到着。

昨年の洪水で 使えなくなった一階のスタジオを見せて頂く。
スタジオの被害は 相当酷い。
森スタジオ支援「帯広ライブ」のCD
百億万枚購入する事を決意した。

洪水には浸からなかった2階の副スタジオで 録音を見学する。
録音スタジオに入ったのは「センシミーナ」録音時の
国立マース・スタジオ以来 27年振りだ。 

マイクテストはジェフベックのイントロ。
で 一曲目 二番に入るところで 歌詞を忘れてブレーク!
調整室でゴソゴソして 紙の束を持って戻って来た。
「ソング・ブックの原稿があったさかい
 題名、歌詞、コードを忘れても大丈夫やっ!」

 
う~む 心憎い演出っ! でも 唄い演奏する事を忘れずにね。

無事三曲録音して さ~て 宴会タイムの始まり 始まり~!
ブースの中で勇造がなんか言うてる 聞こえへん!聞こえへん!
生ビール!「命の水」! 早く 早く 呑みたい!
「もう一曲 いっとこか」とか言うてる どうぞお願いします!

で 追加録音も終り タイツァー最後の宴会!
カラワンのべーシスト モンコンが現れ、
森さん、勇造とミニライブ!


森さんの奥様御一同による手作りタイ料理と「命の水」!
持参「命の水」が底を尽き、森さんに「命の水」を恵んで貰う。
夜も更け 森さん御一家、モンコンにワイして御暇する。
森さん ありがとうございました。

空港に行く途中でタクシーを拾って貰い
深夜便で帰る皆と別れ アローイさんとホテルに向かった。
部屋でアローイさんと 少し取りとめの無い話をした。
アローイさんから本を2冊恵んで貰う。

翌朝5時半に起床し 独りで馬来西亞に帰った。


教育的指導と御恵みを頂いた旅。
只野ロクデナ氏の私に 教育的指導をして下さった
ムラセさん、明日香ちゃん、ナオちゃん、悠ちゃん、
アローイさん、杉爺、脇田さん そして ヒバリさん
心優しき皆様 ありがとうございました。

また どっかでお会いしましょう!

島で 勇造に言われた事を反芻している。
「廣川君と 此処で こうしているなんて
 知り会うた36年前には 想像もつかんかったよな~!」

あの時から 旅が始まり
レールは交わったり 離れたりしながら
これからも旅が続いていくのだ。

お互い 良い旅を!

2012年8月30日木曜日

「サワディ・タイランド2012」ツァー同行記 其の三


ウダウダしていると 宴会に突入!
 
 
従業員も帰ったレストランで ワイワイ ガヤガヤして 就寝。

几帳面に6時に起きて徘徊。
徘徊中 ゲートの向こうに 獣道みたいな山道 発見!
興味があったが 迷子になると 指導を受けるので引き返す。


みんなでノンビリ朝御飯を食べ、取りとめの無い話をした。
杉爺、私のバルコニーで、収録曲選定会議を開催する。
ああでもない こうでもない。
投票よりもアミダの方が より民主的だとか、
やはり「一本道」は 外せないだとか、
メロディーは似たようなもんだからディランの曲でもええとか、
「うさぎ」の語り無しバージョンとか、
題名が分からないから さくら大姐に電話しようとか・・・。
私がなんか言うてる! 聞こえへん!聞こえへん!
きっ こっ え へんっ!♪と教育的指導を受ける。

喧々諤々 殴り合い 怒鳴り合う事 半世紀!
この場に居ないアローイさんに聞くまでの
仮選定3曲が決まった。
発表は 明日 船着き場から出発235秒後だから、
まだ まだ時間がある、考え直してもいい事にする。

昼食後 バルコニーで「命の水」を呑む。
杉爺のリクエストで「帯広ライブ」を
PCで掛けながら 杉爺と取りとめの無い話をしていたら、
勇造が来て 本を恵んでくれた。
一緒にビクターの犬化して「帯広ライブ」を聴く。

夕方 散歩ついでに夕焼けを見ましょうと言う事になる。
で 朝の徘徊で発見した ゲートを出て 獣道に分け入る。
道は急勾配で 滑って転びそうな Long & Winding Road

道すがら 先日のラジオで勇造が掛けた曲の話を聞く。
なぜか 懐メロ大会となり 僕はナイチッチとか 
高校三年生とか 灯台守とか 合唱する。
「友部の一本道も掛けたんやで~」「あっ そっ!」

途中の下り坂 隣で歩いているHさんが
「転ぶので 気を付けて 歩いて下さ~ ギャッ!」・・・・・
私の横から Hさん タイムスリップ!
身をもって 教育的指導をされました。

そんな苦しい思いをして 連れて行かれた夕焼けスポット!
 

♪ふと後ろを振り返ると そこには夕焼けがありま~した♪
で 宴会タ~イム!。
 
 
今晩も 私達は 従業員が消えても ワイワイガヤガヤしていました。

一夜 明け 再び几帳面に6時から徘徊。朝陽が綺麗。
 

少し 荷物をまとめていると
昨夜の宴会で 買い足した「命の水」はあるのだが、
選曲を明日香ちゃんに書いてもらったノートが無い!
どっかに忘れて来たみた~い。

回復した アローイさんが、通りがかり、朝食へ。
ノートが見つかった!

パッキングして バルコニーでマッタリしていると
出発まで1時間程あるのに 皆が荷物を持ってやって来た。
取りとめの無い話をしていると、Mさんが
「小判鮫2号とは、学年は一つしか違いませんからねっ!」
とキッパリ 教育的指導を入れて来る。
この旅で少し賢くなった私は、「そうですね~」と頷きながら、
Mさん どんだけ 保育器の中で留年されてたん?」
と心の中で そっと呟いた。

で 選曲に心変りが無いか 最終確認。

まだ続いてしまうのだ!




2012年8月28日火曜日

「サワディ・タイランド2012」ツァー同行記 其の二

車が動き出すと 勇造が
「皆には言うたけど 小判鮫2号に言うて無い事があるねん」
「なんでしょか?」
「森スタジオに行くんは 知っとるやろ?」
一昨日メールで教えて貰っていた。
昨年の洪水で 被害にあった森スタジオに御寄りして、
再興に立ちあがっている森さんからお話しをお伺いするのだ。
「あのなぁ 皆で3曲決めてもろうて 録音するんや」
ヒョエ~ なんちゅう 贅沢な旅なんだろう!

チェンマイに行く小判鮫1号と空港で別れて、
車は走る 走る。
休憩時 S/Aのセブン。酒類販売解禁時間なので命の水を探す。

あれー ビールが冷蔵庫に無い!
レジの後ろにある筈のメコンとかもな~い!
横で一緒に佇む誰かの唄を口ずさむ
♪セブンにお酒が売って ない♪
後で知った事だが、タイでは自動車内の飲酒は、
運転手も同乗者も厳禁になり 捕まると罰金!
♪で タイのS/Aには 酒は売って ない♪

恐るべし タイランド。

打ちひしがれて 煙草を吸っていると
「小判鮫は、皆と一緒の時に煙草は吸わないよーに」
Hさんから叱られる 指導を受ける。
しまった!小判鮫1号が別働隊になったので
煙草を吸うのは私一人なのだ。

 泣きながら 再び車に乗った。
ワイワイ お喋りしていると船着き場に着いた。
御昼ご飯を食べて 仕立てのジェット・ボートで島に渡るそうな。

「カオマンガーイが食べたいな!パッタイも食べたいな!」と私。
「小判鮫2号は 私と同じ炒飯にしなさい!」と指導を受ける。

冷蔵庫からLeoビールを勝手に取り出し グビグビ。
御料理がタイランド・タイム!
なかなか出てこないので、「命の水」を仕入れに行く。
雑貨店では、おばちゃんがレッドカレーを食べていた。
物欲しそうな顔をしていたら、恵んでくれた。美味しい!
なんか托鉢の旅をしている様な気になって来た。

タイウイスキー「Regency VSOP750mlと「Sang Som」ポケット瓶を仕入れる。
2日間だから それで十分!

ジェット・ボートに乗り込み いざ小鮫島へ。
が 天気晴朗なれど波高し!
ボートは、バウンドし 人は100mも飛び上がる。

ライフジャケットを着けてないので、私は座りながらバランスを取る。
2年前に「山の学校」に行った方達は、
なぜか 立ちあがって バーを握り、
バウンドに合せて 上下しながらバランスを取っている。

笑いながらバーに掴まっておられるMさんを見ていると
なぜか私には、キャッ キャッ笑いながら 吹き飛んで、
波間に消えて行くMさんが見えてしまうのだった。

艱難辛苦を乗り越えて 島に着き、
取り敢えず それぞれのコテージに。
私は 杉爺と同じコテージ。
ビーチに面したバルコニーで「命の水」!

明日香&悠ちゃんが泳ぎ始める。
勇造、Hさんも泳ぐ、杉爺も泳ぐ。
ナオちゃんは、浜辺でウロウロしている。
やはり ボートから落ちた様で Mさんは見当たらない。
アローイさんは 少し具合が悪い様で コテージでお休み。

沈む夕陽に包まれながら遊ぶ「音も達」を眺め、
ゆっくりと「命の水」を嗜む。
こんな 贅沢な時間に 思わず涙が出そうになった。
 


To be continue

2012年8月26日日曜日

「サワディ・タイランド2012」ツァー同行記 其の一

「サワディ・タイランド・ツァー」とは、
日本から来て 勇造バンコク・ライブを楽しんだ後
勇造と一緒に タイ国内に23日 保養に行く
とても お得なツァーの事だ。

が 実態は とても保養と呼ぶに呼べない
過酷な 冒険旅行である事は、ここを参照

今年の参加者は、年齢詐称不詳のゲラゲラMさん、
Mさんの半世紀位歳の離れた友達あすかちゃん、
ナオちゃん&悠ちゃん母子、
大病から復帰アローイさん、長老杉爺、
総勢6名+小判鮫1号脇田、小判鮫2号廣川の8名。

小判鮫とは、ツアーに全面的に参加しない者の事だ。
が その後 小判鮫の真相が明らかになって来る。

で、ホテル到着後 
まだまだ呑み足らない俺が居る~♪の人達で、
呑みに行く事にした。

在バンコクの鯖丼に小判鮫化した
杉爺、Mさん、小判鮫1号、2号で タイのフォーク酒場で呑む。

ヘラヘラ呑んでいると、つい口元が緩くなり、
アルコールで消毒された脳が思いついた事を
素直にゲラゲラMさんにお聞きする 私。
Mさん 今年 還暦でしたよね?」
叱られる。

暫くすると 再び 口が滑る 私。
Mさん 私より5歳年上には 見えませんよ~」
また 叱られた。

フォーク酒場を出た後、他の3人と別れ、
再び 鯖丼に小判鮫化して、屋台で麺を食べる事にする。
タイも馬来西亞と同じで麺の種類が選べる。
3種類の麺を入れた餡かけ焼きそばを注文する。
鯖ちゃんが不思議な動物でも見た様な表情で、
3種類も入れる人は タイには 居ませんよ~!」と言う。

夜はどっぷり更けて ホテルに帰って寝た。

几帳面な私は、5時半に目覚め、6時には路地裏徘徊に出かけた。
時刻設定がおかしい馬来西亞と違い タイの6時はもう既に明るい。
あっちをウロウロ こっちをウロウロ。

Victory Monumentを見て 観光した気分になる。
こんな中国語併記の御寺が 路地にあった。


1時間以上徘徊し、バー・ミー屋台を見つけ、
バー・ミーを 朝から元気に注文する。
屋台の兄さん姉さんが、微笑みの国の人とは思えない様な表情で
何かタイ語で行っているのだが 何を言われているか分からない。

私は 満面に笑顔を浮かべ 麺を指し、スープを指す。
兄さんが椅子に座れと身振りで示す。
直にバー・ミーが出て来るが なんか麺の上が淋しい。
ダックが乗っていない 通じなかったのだ。


泣きながら素バー・ミー・スープを食す。美味し。
御勘定の時に ダックが無かったから20バーツで良いと言う。
ふと ダックがぶら下がって居る筈のショーケースを見る。
何もぶら下がっていない。そう言えば 麺の玉も二玉しか無かった。
そこで 私は気が付いた。まだ開店前だったのね。

お金を払いワイすると 兄さん姉さんもワイを返す。
兄さんは バイクにまたがり何処かに走りさった。
材料の買い出しに行くのね きっと。

馬来西亞から持ち込んだ「命の水」は既に空っぽになっていた。
午後になったら お酒が買え無くなるので、
セブンで 命の水を売ってと頼むと 無情な事に朝も売らないのであった。
絶望に打ちひしがれながら
午前11時 皆と一緒に車に乗って いざ コ・サメットに向けて出発。

お楽しみは これからだ!

2012年8月24日金曜日

勇造バンコク・ライブ其の二

Sky Train エカマイ駅で降りて 更に走る 丼と私。
会場につくと 小判鮫1号の脇田さんが居た。

本隊がまだ来てないとの事、どうりでMさんの笑い声が聞えないのね。
主催者小野崎さんと一年振りの再会。
勇造と2カ月振りの再会。貢物を貰う。

錦水館に忘れて来たライターが入っていた。カンチ&さくら大姐 ありがとう!
命の水を呑んでいると
ゲラゲラ ヒャヒャヒャと笑い声が聞こえて 本隊登場!
やはり 雨宿りしてたのね、もう少し丼と呑んでても良かったのだ。
ヒバリさんにツアー費を払い 小判鮫2号となる。

OAは、タイの若者が演奏する秩父屋台囃子、吉田さん、杉本さん、
タイ人のサックスとギターのデュオと続き、
今回のビッグ・サプライズよしだよしこさんが登場。

 
ダルシマを豪快に弾いて、唄う姿にウットリしてしまいました。
キタンチャリー登場!
 
 
三人娘は、毎年ドンドン 演奏が上手くなっている。
ヘロヘロ呑んでいると いよいよ 勇造が登場!
ここまでで 既に2時間近く 経過。今年もタイ風で長丁場のライブ。

で、勇造を聴く。
ベースが洪水で使い物にならなくなった森さんは、
今年はギターとアコーディオンを演奏された。

ギターも上手い!森秀樹 凄い!

グビグビ ヘロヘロしていると、
恒例のマーシャ先導のダンシング・タ~イム!
途中で、写真取りながら 踊りをサボっていたら、
「馬来西亞から来たんだから 踊れっ!」とマーシャに叱られて、
再び踊りの輪の中に入った。


ラッキー・ドローも終り、今年の勇造バンコク・ライブも終わった。

今年は何にも当らなかったので ガックリと肩を落としていると、
心優しい鯖ちゃんが、自分に当ったキタンチャリーのスカーフを恵んでくれた。


なんて 良い奴ら なんだ 鯖丼!

ヘロヘロと例年の様に 呑んでウダウダしていると、
ヒバリさんが 今年はツアーの小判鮫2号なのだから、
団体行動で 皆と一緒にホテルに帰りなさいっと叱られる。
小判鮫1号も 従順に従っているので、
仕方が無いので 羊の様に素直に 皆と一緒にホテルに帰った。

この日 既に2度も 叱られている。
実は この後 更に 叱られ続けるのだが
それは 「サワディ・タイランド2012」ツァーの
小判鮫2号と化した この帰り道から始まった。

続く