2014年2月1日土曜日

早川義夫著「ぼくは本屋のおやじさん」

好きだった晶文社から 不定期で出ていた
「就職しないで生きるには シリーズ」の第一弾。
もう32年も前の1982年が初版だ。

この本が出る数か月前の 2月末に
成り行きで就職してしまった。
就職する前に この本を読んでいたら
就職しなかったかもしれない。

この初版は 大宮倉庫にあるのだが
ちくま文庫版には 
ボーナストラックが付いていたので購入した。

中国正月二日目の午後
ベッドでゴロゴロしながら 読んだ。

32年前にも思った事だけど
この本では 見事に
音楽の事は全く語られていない。(本屋さんだからね)
ひたすら 出版流通業界に対して
ウダウダ言う。(本屋さんだからね)
立ち読みと変な客を嘆く。(本屋さんだからね)
就職しないで生きようと思う人の
心を挫いてしまう本に思えてきてしまう。

で 最終章 書店日記の最終行の言葉は沁みる
「みんな同じ人間であり、同じで本である」
そして ボーナストラックの8
「僕は恋をした。僕は再び歌を作るようになった。」
良い言葉だ。

柴草玲とのコラボが Hだ!




2 件のコメント:

  1. あのころ本屋に憧れたことを思い出しました
    見つめる前に跳べば良かった
    ボーナストラックは新しい発見があったんでしょうね
    ついでに,20代の1月に伊勢の海に落ちて,ずぶ濡れで近鉄特急に乗ったことまで思い出してしまった

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  2. お春ちゃん
    ボーナストラックでの発見の会は
    恋だね!

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