2017年9月5日火曜日

亜細亜の子供旅団 人外魔境市場を彷徨す

東南アジアの国々では 鉄道市場がある。
線路上 月台上に 売り子1m以内に商品が並ぶ。


で 隣には 本格的Wet Marketへの 暗い 暗い 通路が
旅団に手招きをしている。

地べたの上に簀の子が置かれ 
簀の子の上に野菜やら 果物やらが並ぶ
通路上は ターフやバカデカ・パラソルで雨露を凌いでいるが
隙間から 容赦なく 雨水が 旅団に降り注ぐ。
人二人がすれ違うぐらいの通路
土嚢が両側に置かれ 売り子側への浸水を防いでいる。
が 土嚢と土嚢の間には 深くて暗い河があり 泥濘が続く。
旅団の進軍稜線は 一列にならざるを得ず
かつ 横から 品物を運ぶ人 買い物の人
ただブラブラする人が 割り込み 
旅団は 分断されていく。
さらに 旅団は薄暗い 人外魔境に突入する。

人外魔境の先 ポッカリと空間が拡がった場所辺りに
素敵な飯屋があり 旅団は昼食をとる事にする。
私は 皆から少し 離れ 雨に少し濡れながら 大気汚染。
と Yさんが にじり寄ってきた。
Tさんがおらんのや~ 俺と 廣川クンで 捜索に行くで!
私は Yさんを信じて 人生の三分の二 40年憑依してきたので
もちろん ガッテン承知の助 私にまかせろ。
が 店近くの通路で Yさんが言う
俺は 真っ直ぐ 駅に向かう 廣川クンは 右にと。
え~ 君 君が行く方向は ほぼ真っ直ぐで 
足元がしっかりし 雨露も凌げるじゃないか。
一方 私の方は 暗闇 足元グシャグシャ 雨露が滴り落ちる
ブレード・ランナー或いは地獄の黙示録ワールドではないか!
40年前の出会いから 私が大きく間違っていたのではないかと
心の中に 悔恨の萌芽が芽生えた。

闇を彷徨う事 一時間 Tさんは居ない。
で 飯屋に戻る。深追いは 禁物だ。
雨に濡れ 泥濘に足を取られ。

そして私は 見た!
幸せそうに 御飯を食べ談笑する 私以外の旅団員全てを。

取り返しようの無い40年間を 思いながら 御飯を食べた。
何事もなかった様に。
が 悔恨の萌芽は ほんの一寸 芽を吹き始めた。

フムフム




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