まだ東海岸まで 高速道路ができていない頃
9時、10時の打ち合わせに行くのには
吉隆坡から 50kmも離れていない処から
ひたすら 一般道を走ったもんだ。
朝4時、5時に 俺の家に集合して
最速で走る俺の運転で出発する。
ゲンティンの峠を下ると
街道沿いの小さな街があり
6時前の真っ暗な 道路脇には
雲呑麺屋があり シュンシュンと湯気が立っていた。
駐車場というより ただの野原に
椅子が出ている。
で 俺たちは 雲呑麺を食べた。
かつての 肉骨茶では 炭火七輪の上で 薬缶がシュンシュンしていた。
カジャンの丘の上 現場に入る手前の廟の中に
肉骨茶があり 朝も明けない中 廟の灯明の中で食べた。
東海岸に走ると 華人文化圏から
ドンドン離れていく。
というか 道路沿いで 食事をとれる街なんて
皆無なのだ その頃はね。
100km位走り 河を越えると
たった一軒か 二軒の掘立小屋を大きくした食べ物屋があって
漢字とバハサの看板がある。
それが広東なのか 福建なのか 料理の種族は分からないが
不思議に美味しい 中華だった。
東海岸の街から 夜帰る時に
イボンヌが 此処には美味しい醤油が売ってるいるから寄って行こうと。
饅頭を食べ 醤油を買って帰る。甘くて旨い中華醤油だった。
2017年12月12日火曜日
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