2011年1月25日火曜日

JOHN RENBOURN 「THE HERMIT」

コラボ企画「他人が穿く自分の褌で相撲を取る」其の七

70年代後半に、ペンタグル、ジョン・レンボーン、バート・ヤンシュの
邦盤再発があった、そんな頃 新作も邦盤で手に入れる事が出来た。
記憶が定かではないのだが、価格が安かったのか、
「The Hermit」(世捨て人)「A Maid in Bedlam」(ベドラムの乙女)
の二枚を同時に入手した様な気がする。
さらにライナーノートには、楽譜が少々付いていた。

「Sir John a Lot …」「The Lady and The Unicorn」の
中世音楽に伝統音楽が混ざってきたのが この「The Hermit」。
より伝統音楽色が強くなり、タブラも入ったのが
「A Maid in Bedlam」以降のジョン・レンボーン・グループ。
まっ 当時はケルト音楽なんて言葉は知らないし、
クレジットでもトラディッショナルとなっていたので、
アイリッシュの伝統音楽って理解していた。
今はルーツ・ミュージックって言うのかな?

どちらも 珠玉の演奏。弦の響きが素晴らしいアルバム!
そして、ジョン・レンボーンのアルバムは、
ジャケット画もいいんだよね。

「The Hermit」はタイトル通り
タロット・カードで見られる隠者の絵がジャケット。
夜中にジャケットを見ながら、聴いていると
マロリー著「アーサー王の死」ビアズリー挿絵の世界に
連れて行かれる様な気がしたものだった。

ジャケット画は、こちら
他人の物を自分の物のように紹介してしまうコーナー(決してドロボーではない!)

天丼

2011年1月24日月曜日

馬来西亞ニュースこぼれ話

・ナンバープレート入札
馬六甲州で車のナンバープレートの入札があり、
“MCA1”が300,100RM(約八百万円)で落札された。
頭のMが州を示し、後が連番になるのが馬来西亞のカーナンバー。
MCAは、華人系政党(Malaysian Chinese Association)の略称だ。
MCAナンバープレートで、1,500,000RMの税収が見込めるとの事。

華人”大好き!” 並び番号”MCA888”は、15,400RM。
かなり安い気がするのが不思議だ。
落札したのが法人の様なので、転売価格は幾らになるんですか?

・霊媒師の登録制
霊媒師に「お前の妻は、悪魔だ」と言われて、
離婚を望んでいる男が この霊媒師にかなりの金を注ぎ込んでいるそうな。
霊媒師詐欺を防止するのに、保健省では霊媒師の登録制を検討中。

って 政府公認霊媒師も 公認する政府も かなり怪しいと思いませんか?

・メイド不足が深刻化
インドネシア人メイドへの虐待問題で、
インドネシアが馬来西亞へのメイド派遣を凍結している事もあり
契約更改や新規契約で7000人のメイドが需要なのに、
200人の供給しかないので、メイド不足が深刻化しているそうな。

こんな風景を普通に見かける。
毎朝 主人と奥様の車を洗車していて
服はびしょ濡れ 小さな身体のメイドさん。
子供の通学時 子供と奥様は手ぶら、
バッグや荷物を目一杯持ち、学校の門まで一緒に行くメイドさん。
日曜日の外食 ノンハラルの中華レストラン。
御両親達が、食べて、おしゃべりしている横で
小さな子供に食べさせてあげているメイドさん。

なんか 出稼ぎに来たくなくなる様なメイドさん待遇じゃ あ~りませんか?

目玉焼き on 焼きそば

使ったソースは、これさ!

2011年1月19日水曜日

「大島弓子が選んだ大島弓子選集」全7巻



2008年から2009年にかけて刊行された大島弓子選集。
吉隆坡のKINOKUNIYAで、2009年にセット売りされていた。
当然の様に 大人買いしてしまいました。
なぜか 6巻揃いだったので、7巻目を読んだことが無い。

姉が読んでいた少女誌を盗み読みしていた。
それまでは 少女漫画を読みながら、
「そんなこたぁ ねぇよ」とか突っ込みながら、ニヤニヤ読んでいた。

その中に「月刊セブンティーン」があり
大島弓子「バナナブレッドのプディング」に遭遇した。
引っ掛る何かがあり、突っ込めない自分が居た。

「La La」で「綿の国星」を読んだ。短編読み切りのシリーズ。
須和野チビ猫が考えた将来とちょっとだけ経験して行く現実とのギャップ。
なぜか納得できる それを埋める為の三段論法。
ホッとする優しい彩色の表紙絵。
夢見るのは乙女だけでは無いのだ!
美少年も夢を見てもいいのだと教えてくれた作品。
チビ猫、時夫の結末もなく、このシリーズは23話で終る。
チョトだけ ドキドキする伏線、
分かった様な 分からない様なのに 
なぜかフワッと包みこまれるラストページの数枚。
長編大河物語を大団円で締める作家ではない。
日常のちょっとした機微を志向する短編作家だと思う。

その後 「La La」でいろいろな女性作家を知った。
で この「大島弓子が選んだ大島弓子選集」の2,3,4巻が「綿の国星」上中下巻。
下巻では、「バナナブレッドのプディング」とのカップリング。
この2作品は、作者にとっても 思い入れのある作品なんだろうな。

Oyaziが何を読んでいるのかと思われても、
夢見る美少年で居たい 僕なのだ!
はんぺん焼き

2011年1月17日月曜日

豊田勇造「さあ、もういっぺん」

コラボ企画「他人が穿く自分の褌で相撲を取る」其の六

なんぞ余禄がある訳でも無い、初回プレス盤です。

「19歳で出会い 人生を変えてくれたこの一枚」とか、
「これを聴いた時 これが運命だと思った」や、
「この一枚で 道を踏み外してしまった」なんて、
大げさな事を言うつもりは 毛頭ありません。

ただ 34年の間 この音盤も含め 豊田勇造の音を
一ヵ月以上 一曲も聴かないなんて事は 無かった様な気がする。
気がするだけですけどね・・・。

♪聴ける唄があれば それで十分~♪


この音盤は関西にあり、
ジャケットは関東に、
そして 豪華ライナー・ノーツは吉隆坡に。
三位一体になるのは、いつのことか?


2011年1月14日金曜日

Hi Tide Harris「Celebrating with Hi Tide Harris」

コラボ企画「他人が穿く自分の褌で相撲を取る」其の五
相手が切ったカードに対して書いて行けば良いだけの企画。
なんてラクチンな便乗企画なんだ! が そうでもないのだ。
レコードを聴けなくなって20年以上が経っている。
ブツによっては30年以上聴いていないものもある。
で、脳細胞が壊れているR中者にとっては、
曲、音、その時の記憶が 遥か彼方にすっ飛んでしまっている音盤もある。

Hi Tide Harrisを知りもせず このLPをなぜ買ったか?
それは、バッキングの関西系ミュージッシャンが好きだったからだ。

ギター 塩次伸二、山岸潤史、石田長生
ベース 藤井裕 小堀正
ドラム 松本照夫
キーボード 千野秀一、チャールズ清水、近藤達郎、中西康晴
ハープ 妹尾隆一郎
ブラス ホーン・スペクトラム

「サウス」「ウエスト・ロード」「ソー・バッド」等
関西ブルーズの豪華メンバーが勢揃いだ。
当時 千野秀一とホーン・スペクトラムが入っていたのには、吃驚したが、
演奏を聴くと まぁ 納得した覚えがある。

こんな豪華メンバーがサポートするHi Tide Harris。
単身アメリカから日本に来たブルーズ・マンとしか知らない。
白地のジャケット右端で
ギターをギュィーンと弾いているイラストは、印象に残るものだった。
でも、彼の音の記憶がまったく無いのだ。
年寄りでR中の脳細胞って 困ったもんです。

告白すると 好きなのは石やんです。



洋食屋をイメージした
トンカツ ナポ、スパサラ、半熟目玉

2011年1月12日水曜日

何故 自炊するのか?

ここ馬来西亞では、自炊するよりも
料理別屋台や惣菜ぶっかけ飯屋で食べた方が安価だ。
特にぶっかけ飯屋の惣菜だけを何種類かをお持ち帰りすれば、
野菜も摂れ、肉類、魚類も摂れる。
栄養的にもバランスを取る事が出来る。
でもね それでは 私にとっては駄目なのだ。

料理をするのは 小学生位からやっている。
母親のお手伝いから、自立したのは、
独り暮らしを始めた頃から。
その頃 日本では、外食するよりも、キャベツばっか食べてれば、
自炊の方が圧倒的に安かった。

飯を食いに来る奴らから、金を巻き上げて食わせていた事もある。
また、副業(大学)卒業の為に 研究室の女子助手にお弁当を毎日配送していた事もある。

ただ、自炊を始めると 当時から 副業とのON-OFFの切り替えが明確。
調理を始めると副業の事を考えない。集中するのは、呑む事と料理する事。
そして 食べて 食器を洗って 眠る。とっても シンプル!

美味いか不味いかは 美味いに越したことが無いが、
自分で食う分には、不味くてもいい。
塩加減、出汁の取り方、調味料等 何やら調節具合が副業に似て来るのだが、
どうすべーと考える この過程が楽しい。

何かの間違えで 総経理の料理を食べた方は、
不味くても 大目に見てね!


これは なんだろう? 食べ物ですね?

2011年1月11日火曜日

朋 遠方より来たり 共に呑む

BKKから鯖丼が吉隆坡の総経理邸宅に来てくれた。
1ヶ月半位の御無沙汰。
邸宅に朋が来てくれるのは去年の8月末以来の事だ。

失礼な事だが 我流適当料理を振る舞った。
呑んでいる内に忘却の彼方に行ってしまい、
出さず仕舞いだった「煮込み」が
翌朝 寂しくレンジの上で冷めていた。
「皇帝鶏」は、出したかどうかの記憶が無い。

その日は、某bとちょっこし良い事をした結果がメールで届き、
朝からルンルン気分だった事もあり、
楽しくって つい呑み過ぎてしまった。いつもだけどね。
ハープをブカブカ でたらめに吹いたり、
ギターをジャヵジャヵ でたらめに弾いたりした。
迷惑な事この上無し。

有山、シバ等を聴きながら、ドカドカ 酔っぱらった。

過ぎてみれば ジェットコースターの様な数時間。

記憶は ほとんど忘却の彼方なのだが、
翌朝 仄かな楽しい記憶と また暫く会えない寂しさで
ナーバスになって、副業を休んでしまった。
って ホントの理由は、暫く振りの二日酔いで
起き上がれなくなっていただけなのだ!

そんな 曖昧模糊な日には、「Ry Cooder Classics 1 & 2」