さてと 機上上映会の話をしよう。
俺だって 映画館でスクリーンを観たいのだ。
が 俺の国の 映画館では スクリーン上は
三か国、四か国の字幕が挿入されるので
スクリーンの半分が字幕で 埋められてしまう。
日本に戻った時に 映画を観に行く事もあるが
限られた日数と予定の中で 観る事が可能なのは
多くて二、三本だ。
で 往復の飛行機で 映画を観てきた。
今回は、5本の映画だった。
「Our Brand is Crisis」
サンドラ・ブロックの映画は 好きだ。
彼女の引き出し いくつかの内の コメディ・ドラマ。
彼女の役作りが 素晴らしい逸品。
「Live by Night」
禁酒法時代のアウトロー物。
この時代の題材は 文句なく好きです。
「Kong Skull Island」
最後の時間あわせ帳尻で 観ました。
時間潰しに最適な 日本アニメのオマージュ作品。
「La La Land」
かつてのハリウッド・ミュージカル映画のオマージュ満載。
題名のLA LAを理解した。
「Walk the Night」
何年も前に やはり機上で観たが
全編が見る事の出来なかった映画だ。
今回の機上上映会 少しだけ満足し
そして 続かなかった愛について考えたのだ。
2017年7月4日火曜日
2017年6月22日木曜日
数え切れない夜と昼が過ぎても
男は 溜息を吐息を吐く。
両側からは 嬌声しか聞こえない。
見続けている スクリーンでは
黒点が 動き 増え続ける。
ほとんど聞こえない耳には
これを管理して 標準化して 意識を向上させなければと
漏れ伝わる。
動き続ける黒点は増え続け
目の前が暗くなる。
さて 少しだけ 目の前を明るくしに行こう。
もう 何十年も 繰り返してきたように。
また この人に会う為に
また 誰かに会う為に。
で 御飯を一緒に食べ
お酒を呑みながら
他愛の無いお話をしよう。
そして その人の唄を聴こう。
両側からは 嬌声しか聞こえない。
見続けている スクリーンでは
黒点が 動き 増え続ける。
ほとんど聞こえない耳には
これを管理して 標準化して 意識を向上させなければと
漏れ伝わる。
動き続ける黒点は増え続け
目の前が暗くなる。
さて 少しだけ 目の前を明るくしに行こう。
もう 何十年も 繰り返してきたように。
また この人に会う為に
また 誰かに会う為に。
で 御飯を一緒に食べ
お酒を呑みながら
他愛の無いお話をしよう。
そして その人の唄を聴こう。
2017年6月8日木曜日
レコードに針を 落としたくなる夜に
愛するミュージッシャンのレコードが発売されなくなり
関東では ライブも少なくなっていった70年代後半から80年代
僕は一枚のLPと出合う ボーナス・トラックはソノシートさ。
何処で出会ったのか もう覚えてはいない。
でも 僕は このLPを聞きたかったから 巡り合えたんだろうな。
そのジャケットは ひたすら黒く 暗い。
そのシンガーの父が描いた絵 骸骨が横たわる。
が 片足の骨は 九の字に立っている。
まるで これから片足を立てながら 起き上がろうとするように。
まるで これから片足が沈みながら 永遠の眠りにつくように。
そして このシンガーは少し 沈みながら 歌い続ける。
身体一つの人達は 辛いモノで飯を食う
そして僕も 辛いモノをかけながら 飯を食う。
ほんのささやかな 倖せって奴の街の灯は 何処に点っているのだろうか?
関東では ライブも少なくなっていった70年代後半から80年代
僕は一枚のLPと出合う ボーナス・トラックはソノシートさ。
何処で出会ったのか もう覚えてはいない。
でも 僕は このLPを聞きたかったから 巡り合えたんだろうな。
そのジャケットは ひたすら黒く 暗い。
そのシンガーの父が描いた絵 骸骨が横たわる。
が 片足の骨は 九の字に立っている。
まるで これから片足を立てながら 起き上がろうとするように。
まるで これから片足が沈みながら 永遠の眠りにつくように。
そして このシンガーは少し 沈みながら 歌い続ける。
身体一つの人達は 辛いモノで飯を食う
そして僕も 辛いモノをかけながら 飯を食う。
ほんのささやかな 倖せって奴の街の灯は 何処に点っているのだろうか?
2017年5月25日木曜日
ペンを貸してもらえる?と彼女は言った
マラッカに行く前に KLでチョットした事を済ませる必要があった。
それは ホントに 数分で終わった。
車を止めた処に戻ろうと モノレールのプラットフォーム
申し訳ない様な ベンチに座って マラッカまでのドライブ時間と
マラッカでの約束の時刻の空白の一時間 について 考えていた。
「ねっ ペンを貸してもらえるかな?」
僕は バッグを開き
ペンを取り出し 彼女に渡した。
「ペンを忘れてきちゃったんだけど 最近の若い人達は
ペンを持って無くって 私たち 古い人間と違ってね」
「ありがとう 助かったわ」
彼女がペンを返してくれた。
モノレールの到着時間は 1, 2分遅れている。
僕はまた 埋めきれない 一時間チョットの空白を考える。
「ねっ なんで若い人達は ペンで文字を書かないのかな?」
「ほら そこに居る子達も タブレットに何か打ち込むか
話をしてるでしょ」
モノレールは また 1,2分遅れている。
僕は 彼女を確認する。
会話からは 英語が母国語で無い事が分かっていた。
地中海沿岸の国の出身なのか
少し 小さな顔 ハシバミ色の眼 クルっとした フワフワな黄金色の髪。
「そのうち 字が書けなくなっちゃうんだろな~ あの子達
ワタシやアナタと違って」
ほんの十分前の所用は 仕事の契約書の一か所に忘れたサインを
する事だった。
僕はペンを持ち 適当なサインをしたが
ここに役職名 パスポート番号を書いてと言われ
震えながら ペンで字を書いてきたばかりだ。
やがて モノレールがやって来て
「列車が来た どうも ありがとう 今日も良い日で!」
と 彼女は2両目に向かって 歩いて行った。
ベンチの裏表で 座りながら 話していた僕は
その時 彼女の全身を見た。
彼女は とても素敵に足を前に運び
スッと身体を立て 歩いていく
とても素敵な肩甲骨と一緒に。
一駅を過ぎ 降りて 車に向かう。
下から 風が吹き フッと 居なくなった。
それは ホントに 数分で終わった。
車を止めた処に戻ろうと モノレールのプラットフォーム
申し訳ない様な ベンチに座って マラッカまでのドライブ時間と
マラッカでの約束の時刻の空白の一時間 について 考えていた。
「ねっ ペンを貸してもらえるかな?」
僕は バッグを開き
ペンを取り出し 彼女に渡した。
「ペンを忘れてきちゃったんだけど 最近の若い人達は
ペンを持って無くって 私たち 古い人間と違ってね」
「ありがとう 助かったわ」
彼女がペンを返してくれた。
モノレールの到着時間は 1, 2分遅れている。
僕はまた 埋めきれない 一時間チョットの空白を考える。
「ねっ なんで若い人達は ペンで文字を書かないのかな?」
「ほら そこに居る子達も タブレットに何か打ち込むか
話をしてるでしょ」
モノレールは また 1,2分遅れている。
僕は 彼女を確認する。
会話からは 英語が母国語で無い事が分かっていた。
地中海沿岸の国の出身なのか
少し 小さな顔 ハシバミ色の眼 クルっとした フワフワな黄金色の髪。
「そのうち 字が書けなくなっちゃうんだろな~ あの子達
ワタシやアナタと違って」
ほんの十分前の所用は 仕事の契約書の一か所に忘れたサインを
する事だった。
僕はペンを持ち 適当なサインをしたが
ここに役職名 パスポート番号を書いてと言われ
震えながら ペンで字を書いてきたばかりだ。
やがて モノレールがやって来て
「列車が来た どうも ありがとう 今日も良い日で!」
と 彼女は2両目に向かって 歩いて行った。
ベンチの裏表で 座りながら 話していた僕は
その時 彼女の全身を見た。
彼女は とても素敵に足を前に運び
スッと身体を立て 歩いていく
とても素敵な肩甲骨と一緒に。
一駅を過ぎ 降りて 車に向かう。
下から 風が吹き フッと 居なくなった。
2017年5月23日火曜日
深く 潜る人達が居る
さて とある時期の後 あの人達は
野に散って行った。
そのまんっま 真っ直ぐ曲がって生きてりゃいいのに
で 賢くも 大きな企業に シメシメ 潜り込み
業績を上げ 役職を得る。
で かつての様に マニュアル(指導と総括)を作り続ける
まるで 君達は 猿以下だからというかのように。
そして この方達は 常に言い続ける
カイゼン カイゼン
バカになにを教えても 経済性は無い
バカが 分かる様にマニュアルとカイゼンだ。
まずは 指導しよう バカの顔が前を向いている
右を向いてみよう オイオイそれは左だ。
お箸を持つのが右手 御飯茶碗は左手。
オイオイ サウスポーはどうするんだい?
ここに指を突っ込む人が居るので
4mm四方のメッシュでって?
指は 突っ込む為にある。
私たちはいつでも あなた方を支援します。
イラン!
お年寄りが構築した マニュアルに従う
お若い方々 あんたら 新興宗教か?
2000年代は こんな新興宗教企業との闘いだった。
で 最後に その頂点の企業と遊んでやるぜ。
日々カイゼン 留まる事を知らない永久カイゼン運動。
それはさ 文革だよね?
永久持続革命 WOW!
野に散って行った。
そのまんっま 真っ直ぐ曲がって生きてりゃいいのに
で 賢くも 大きな企業に シメシメ 潜り込み
業績を上げ 役職を得る。
で かつての様に マニュアル(指導と総括)を作り続ける
まるで 君達は 猿以下だからというかのように。
そして この方達は 常に言い続ける
カイゼン カイゼン
バカになにを教えても 経済性は無い
バカが 分かる様にマニュアルとカイゼンだ。
まずは 指導しよう バカの顔が前を向いている
右を向いてみよう オイオイそれは左だ。
お箸を持つのが右手 御飯茶碗は左手。
オイオイ サウスポーはどうするんだい?
ここに指を突っ込む人が居るので
4mm四方のメッシュでって?
指は 突っ込む為にある。
私たちはいつでも あなた方を支援します。
イラン!
お年寄りが構築した マニュアルに従う
お若い方々 あんたら 新興宗教か?
2000年代は こんな新興宗教企業との闘いだった。
で 最後に その頂点の企業と遊んでやるぜ。
日々カイゼン 留まる事を知らない永久カイゼン運動。
それはさ 文革だよね?
永久持続革命 WOW!
2017年5月21日日曜日
燻蒸室立て籠もり事件を語るブルーズ
あの法律が出来てから
俺の様な迷惑な人間が暫しの安息を取れる場所なぞありゃしね~。
で もっと もっと 酷い事になっちまった。
それは すべて あの事件がキッカケだったんだよ。
屋根が掛かっている公共の場所
公共の閉鎖空間建物 オープンエアの公共の場所
何処に行っても 公共の場所さ。
で 安息の場所は 何処かにありませんかと街をウロツキ廻ったんだ。
と或る 街外れの路上に ポツンと佇む
迷惑人間専用のブースが あったのさ。
居るよ 居るよ 同志達が
狭いブースに肩を寄せ合って
九重ドアのその向こう 真っ白な雲海で
同志の顔なんか 見えやしなかったんだ。
そんな中に 俺も仲間入り
「この街は まだましさ あそこにも もう一つあるよ」って
同志の誰かが 囁いた 蚊の鳴くような声で。
「どうして こんな身体に生まれてしまったんでしょうか」
また 同志の誰かが 嘆く 朝露の雫が落ちる様な声で。
「いっそ 地下に潜りましょうか」
と また誰か。
その時だったんだ 俺はまだ 火も点けていなかったんだよ。
「そこで 謀議を図っている不敬の物どもに告ぐ
共謀罪で 逮捕する!
その箱から 速やかに退去し お縄に掛かるんだ」
雲海の向こうに微かに見える盾と菊をあしらった安全帽が。
なるほど なるほど 逮捕されるんなら
持ってるブツを全て 身体に ブチ込もうと
同志達の吸引活動が 激化したんだよ。
「もう一つ お前たちに告ぐ
その箱から出る時に 一塵たりとも 雲海を漏らすな!
漏らしたら もう一つの罪も 漏れなく加算される。」
雲海の向こうに見える 方々は オールインワンの防護服
ガスマスクまで 付けていた。
なるほど なるほど もう一つの罪
矯正施設に送られる
で もっと もっと 吸引活動が 激化した。
で この迷惑人間のこのブース
まるで 紫の峡谷さ。
「迷惑な物共に告ぐ!
我々 迷惑じゃない人間は そこに入っていく事は出来ない!
一列になって 九重の扉から 速やかに 出てくるのだ。」
なるほど なるほど 分かったぜ
俺たちゃ 不可侵生物だ。
それから 長い日々が過ぎ
外の同志達の差し入れにゃ ほんと感謝したんだよ。
ブースの中は 燻蒸室で 立て籠もる 俺達は
燻されて まるで 渋い燻製色だ。
「そこに立て籠もる ヒジョーに迷惑な物に告ぐ!
そこは コンクリートで石棺とすると首相が内々に言った。
文書は無いが 覚悟せよ!」
もう 外は雲海で見えないが
なんか ミキサー車が ウジャウジャ 集まってるみたい。
ブースを囲う様に 鉄筋が組まれ
型枠がはられ コンクリが流される その時
ブースが 破裂したんだ~。
ある晴れた日に また会いましょうね。
俺の様な迷惑な人間が暫しの安息を取れる場所なぞありゃしね~。
で もっと もっと 酷い事になっちまった。
それは すべて あの事件がキッカケだったんだよ。
屋根が掛かっている公共の場所
公共の閉鎖空間建物 オープンエアの公共の場所
何処に行っても 公共の場所さ。
で 安息の場所は 何処かにありませんかと街をウロツキ廻ったんだ。
と或る 街外れの路上に ポツンと佇む
迷惑人間専用のブースが あったのさ。
居るよ 居るよ 同志達が
狭いブースに肩を寄せ合って
九重ドアのその向こう 真っ白な雲海で
同志の顔なんか 見えやしなかったんだ。
そんな中に 俺も仲間入り
「この街は まだましさ あそこにも もう一つあるよ」って
同志の誰かが 囁いた 蚊の鳴くような声で。
「どうして こんな身体に生まれてしまったんでしょうか」
また 同志の誰かが 嘆く 朝露の雫が落ちる様な声で。
「いっそ 地下に潜りましょうか」
と また誰か。
その時だったんだ 俺はまだ 火も点けていなかったんだよ。
「そこで 謀議を図っている不敬の物どもに告ぐ
共謀罪で 逮捕する!
その箱から 速やかに退去し お縄に掛かるんだ」
雲海の向こうに微かに見える盾と菊をあしらった安全帽が。
なるほど なるほど 逮捕されるんなら
持ってるブツを全て 身体に ブチ込もうと
同志達の吸引活動が 激化したんだよ。
「もう一つ お前たちに告ぐ
その箱から出る時に 一塵たりとも 雲海を漏らすな!
漏らしたら もう一つの罪も 漏れなく加算される。」
雲海の向こうに見える 方々は オールインワンの防護服
ガスマスクまで 付けていた。
なるほど なるほど もう一つの罪
矯正施設に送られる
で もっと もっと 吸引活動が 激化した。
で この迷惑人間のこのブース
まるで 紫の峡谷さ。
「迷惑な物共に告ぐ!
我々 迷惑じゃない人間は そこに入っていく事は出来ない!
一列になって 九重の扉から 速やかに 出てくるのだ。」
なるほど なるほど 分かったぜ
俺たちゃ 不可侵生物だ。
それから 長い日々が過ぎ
外の同志達の差し入れにゃ ほんと感謝したんだよ。
ブースの中は 燻蒸室で 立て籠もる 俺達は
燻されて まるで 渋い燻製色だ。
「そこに立て籠もる ヒジョーに迷惑な物に告ぐ!
そこは コンクリートで石棺とすると首相が内々に言った。
文書は無いが 覚悟せよ!」
もう 外は雲海で見えないが
なんか ミキサー車が ウジャウジャ 集まってるみたい。
ブースを囲う様に 鉄筋が組まれ
型枠がはられ コンクリが流される その時
ブースが 破裂したんだ~。
ある晴れた日に また会いましょうね。
2017年5月16日火曜日
See You Again My Beloved 舎弟!
今晩は 最愛の舎弟の帰任送別会だった。
この舎弟と出合ったのは いつだったか覚えていない。
気が付いたら 面白おかしく 一緒に仕事をしていた。
舎弟 帰任のスピーチ
「英国から日本に帰って 馬来西亞赴任にして7年半。
自ら望んで 此処に来たのは 17,8年前に出会った
このオヤジとまた仕事で遊びたかったらでした。以上。」
俺か?
ゴメンネ
赴任三日後に フィリッピンに行くぞ!とか
17,8年前の臺灣では 椎茸嫌いのキミに
椎茸焼き テンコ盛りを頼んだり
台南から新竹までの 10時間バス移動
マニラ空港 ゲートで椅子が空いてなくて
床に寝転んで いろんな話をしたね。
酒が呑めないキミはラガーマンだから
ヤカンから水を与えると 仕事を遊ぶ。
俺は 命の水をブチ込んで 仕事を遊ぶ。
俺が生きてたら また会おうねって
ハグして別れた。
この舎弟と出合ったのは いつだったか覚えていない。
気が付いたら 面白おかしく 一緒に仕事をしていた。
舎弟 帰任のスピーチ
「英国から日本に帰って 馬来西亞赴任にして7年半。
自ら望んで 此処に来たのは 17,8年前に出会った
このオヤジとまた仕事で遊びたかったらでした。以上。」
俺か?
ゴメンネ
赴任三日後に フィリッピンに行くぞ!とか
17,8年前の臺灣では 椎茸嫌いのキミに
椎茸焼き テンコ盛りを頼んだり
台南から新竹までの 10時間バス移動
マニラ空港 ゲートで椅子が空いてなくて
床に寝転んで いろんな話をしたね。
酒が呑めないキミはラガーマンだから
ヤカンから水を与えると 仕事を遊ぶ。
俺は 命の水をブチ込んで 仕事を遊ぶ。
俺が生きてたら また会おうねって
ハグして別れた。
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