2011年4月6日水曜日

馬来西亞こぼれ話

其の一 iPad2が3RM!
4月5日は、華人が先祖を供養する清明節だ。
あの世で贅沢に暮らせるようにと
お金やら車やら服やらを焼いて 供養するのだ。
まあ 祭礼用の紙製だけどね。

今年の一番人気は、iPad2 3RM(90円弱)!
容量は、華人大好きの8ゾロ目 888ギガバイト!
なんと発売直後「完売」!
このiPad2 中国製の輸入品です。

其の二 ジョホールバルの連続下着泥棒
このところ 洗濯物の女性用下着が、連続的に盗まれていたそうだ。
警察が犯人を特定した!
犯人は カッカッカッ カラス!
巣作りの材料として盗んでいた模様。う~ん?
カラスが、女性用の下着を選択的に盗っていたのかいな?
いまイチ 納得できないな。

♪盗ったら あかん 盗ったら あかん
 盗ったら あかんと思いながら つい手が出て~♪ でしょう 絶対!

其の三 2004年のスマトラ沖地震
馬来西亞は地震が無いと信じられている。そして 津波も滅多に来ない。
実際20年間で揺れを感じた事が無い。
スマトラ沖地震の時に超微震を感じた人達が居て、建物から外へ避難していた。
建物は耐震構造ではありません。
地震計が有るのか無いのか 震度の発表は無かった。
この時に海抜0mの檳城島に津波が来た。何十年振りかの事だった。
津波が珍しいのと浜に打ち寄せられた魚を見た住民が、
まるで波と戯れるかの様に浜辺に行き、50名程呑まれてしまった。
2020年位に原発初号機の計画はあるが まだ場所も決まっていない、
いつもの事だが 9年後に操業しているとは とても思えない。
そんなノホホンとした国だが、3.11以降 見知らぬ人からも
「日本人か? 家族は大丈夫だったか?」と聞かれた。



超巾広板麺

2011年4月4日月曜日

振り返るには早すぎる

振り返るには早すぎる
今年も1st Quarterが終り もう4月になってしまった。
振り返るには早すぎると言いつつ、
1,2,3月の正業業務を振り返ってみる。

1月 鯖丼が馬来西亞を再訪。家で一緒に呑む。
   あの日、馬来西亞国内で「シバ」を聴いていたのは
   間違い無く 我々だけだよ!そして 隣には丼。

2月 mint嬢が旅友イチ嬢と馬来西亞を再訪。家で一緒に呑む。
   あの日、馬来西亞国内で「吉田美奈子」を聴いていたのは
   間違い無く 我々だけだよ! そして 隣に丼は居ない。

3月 m’s Barで「総経理御宝視聴会」が開催された。
出席者は、カンチ、さくら大姐、鯖嬢、bやん、初めて会ったNoriさん、
そしてm’s Bar店主。すかいぷで一緒に呑む。
   あの日 馬来西亞と日本ですかいぷ宴会をしていたのは
   間違い無く 我々だけだよ! そして 隣に丼は居ない。
   
   忘れてはいけない、振り返っているだけではいけない 3.11!

そして みんな 今度いつ会える?


2011年3月31日木曜日

流れ者小唄 或いは Boomer’s Story

先日 越南に転勤する副業舎弟の送別会があった。
この送別会 日本料理屋だったのだが、
本日の御勧めメニューには、
「当店の輸入食材は、全て九州産です。安心して御召し上り下さい」と。
以前は、こんな事は書いてなかった。

華人スタッフも居て、ワイワイ・ガヤガヤ・グビグビ。
そして話は、日本の現状。
スタッフの一人が発した問い。
「What’s a most worst scenario of Japan?」
しばし 絶句し こう答えた。
「It’s become boomer like a Hyokori Hyoutan Island」
この答えは 彼らには通じませんでした。

さて 転勤する舎弟は、
20代で日本から越南に飛び出した。
越南から印度尼西亞、印度尼西亞から馬来西亞、
そして馬来西亞から越南。
20年近く 各国を流れている。

彼の代わりに採用した人は、総経理と同い年。
その人もまた20年以上 各国を流れている。
泰、馬来西亞、阿弗利加、中近東、中国、東南亜細亜等々
30カ国位で井戸を掘り、越南へ。
そして越南から馬来西亞。

って 総経理も馬来西亞が主体とは言え、
この20年間で、中国、越南、台湾、印度尼西亞、比律賓で、
副業のお使いをして来た。

三人とも 流れ者だ。
♪ 流れ求めて 行くだけさ~♪
♪You never want to settle down,
You never want to settle down ♪

2011年3月28日月曜日

「他人が穿く自分の褌で相撲をとる」番外編

「m’s bar」で“総経理御宝試聴会”が開催された。で すかいぷ参加をしてみた。もう随分前の出来事の様な気がする。 が、皆が音盤を聴き、酒を呑み、美味しい料理を食べ、語り合う部屋とは別の部屋にPCが設置されていた。なので、仄かに聞こえて来る自分の音盤を聴きながら、亜細亜の片隅で放置プレー状態となる事しばし。カメラの横で 独り 肴を食べ、命の水を呑み、覗きに来てくれた友人達と話した。中には 喋らずに ただ覗いているだけの友も居たりした。 いつもの様に 途中から 脳細胞が壊れて、よく覚えていないが ギターとハープでセッションした。また 出鱈目に吹いて、弾いてしまった様だ。 そして 皆が帰るので 「おやすみ」って別れた。 悲しい事が起きた事もあって、 16年前の1.17を実体験した「音も達」の心の揺れを感じた晩だった。 これは現実なのか? 夢なのか?不安定、不思議な気持ちのまま 寝てしまった。 この日ターンテーブルに乗ったはずの音盤は下記。安田南「SOUTH」 Wha-ha-ha「Getahaitekonakucha Early Times Strings Band「Early Times Strings Band Vol.1」 唐十郎「四角いジャングルで唄う」 榎本健一「甦るエノケン」 小林たけし「ユンタ」 Stefan Grossman・Aurora Block「How to Play Blues Guitar」 Django Reinhardt「Djangology」 水玉消防団「乙女の祈りはダッダッダッ!」 西岡たかし「満員の木」

先週の金曜日

先週の金曜日 副業お使いを終えて、夕方 檳城から吉隆坡に戻る。夜7時過ぎ 吉隆坡に入り 渋滞の中、携帯にSMSの着信。 華人の知り合いからだ。「日本の家族は大丈夫か?放射線の影響は?もし家族が吉隆坡に避難して来るのなら、コンドミニアムの手配を手伝うよ」 もう一件 別の華人から SMSの着信。同様の内容だ。 若しかして 一進一退の原発が・・・・。不安がつのり、渋滞が恨めしい。 家に戻り 慌ただしくTVを点ける。ネットを開く。ニュースでは、未だ大きな変化は無い様だ。少し 安心した。でも 溜まり水の放射線量が高く、作業が滞っている様だ。 メールの着信 シアトルからだ。 SMSと同じ内容。「日本の家族が避難するのなら シアトルで受け入れるよ」持つべき者は、友なのだ。 同じ日、同じ様な時間、同じ様な内容の心配してくれる便り。馬来西亞の新聞では、放射線で日本が大変な事になっているとは報道されていない。 この三人は、馬来西亞華人の幼馴染だ。多分 華人特有のネットワークでは、いろんな噂が飛び交っているのだろうな。 あせらせないでね。

2011年3月24日木曜日

スパゲッティーを食べる

昨夜 憤っていると 檳城から電話が入る。
彼とは もう 15年位 一緒に副業的艱難辛苦を乗り越えてきた。
彼も憤っている。
「ウン ウン そうだね」と彼の憤りを聴いていたら、
午前様になってしまった。
RCの曲に彼女と電話した新記録が2時間三十何分とかってのがあったが、
昨夜 総経理の電話歴上 最長の2時間45分を記録していた。

で 今朝起きると 久し振りに酒が残り、痰もからみ、熱も出て、体調最悪。
副業をサボる事にした。

朝食にスパゲッティーを作る事にした。
40年近く 作ってきたスパゲッティーだ。

玉ネギをクシ切り、ベーコンを片切り、大蒜をスライス、チリをスライス。
塩を入れた湯で、スパゲッティーを茹でながら、
エキストラ・ヴァ―ジン・オイルで大蒜とチリを炒める。
炒めた大蒜とチリをよっこして。
香りの移ったオイルでベーコンと玉ネギを炒める。
程良く 茹であがったスパゲッティーを絡め、A 社の「中華味」で軽く味付け。
少し 塩コショウ。青ネギをトッピング。

かつて 日本で二日酔いの出勤時に立ち食い蕎麦をすすった様に、
台所でスタンディングで食べる。
美味し。
で 少しだけ「命の水」を呑む。

Log inしっぱなしのスカイプには、神戸のあの人もONになっている。
あの人も今日は サボったのだろうか?









2011年3月23日水曜日

少しだけ憤る事がある

山之口獏の詩に高田渡が曲を付けた「鮪に鰯」。
この唄が頭の中で暫く振りに鳴っている。
火鉢の灰でありますように。

鰯の頭を小突いた様に、ある中部地方の副業取引先から頭を小突かれる。
「こんな時だから 遅れたって仕方無いっす」とは言えず、
でも 適当にでっち上げる訳にもいかない。
仕方なく 機器、資材の発注先へ納期影響調査表を送る。
一応商売上の公式文書なので、
調査表の前振りには、定型的な震災被害への御悔み文を付ける。
「こんな時だから 遅れたって いいっす」とは書けない。

短期的に 納期に影響が無い旨 回答が各社からあった。
調査結果を取引先に報告すると返信が来た。
「震災の影響で中長期的に遅れる場合のリスク回避策を検討して下さい」

だってさ!

あのね!
そう言った事はね!

だ~れも 予測できないのでは無いかい?

この 取り引き先の方々だけなのだ、
受け取ったメール、電話での会話、ネットでの会議でも
一切 震災で被っているかもしれない 相手の親族とか 人的被害に対して
本心から若しくは 外交辞令で 書いていたり 聞かれた事は無い。
よかったよね 貴方達の居る所は 安全で。

今晩は 少しだけ 暴力的な 憤り!