2016年5月9日月曜日

顔と頭のでかい男と再会した2016年子供の日

俺と正反対の容姿と体型をしている
男に初めて出会ったのは 10年以上前だ。
その時 京都の旅館で
まるでブックエンドの様な 不思議夫婦が居た。
ワタシら山崎から 来たんです。

山崎?良く分からんが 秀吉が中国地方から
取って返した 山崎の合戦だから 
多分 兵庫のズット ズット向こうからやって来たんだな。

夫は 寡黙で 少しだけ ニヤニヤしているが
顔と頭が 俺の百万倍の大きさだ。

妻は ・・・・・だ。

先日 ハルイチで その夫と会った。
大阪のおばちゃんbが 轢いたブルーシートの上で
俺達は マッタリしていた。

ふと 俺は 俺の足をジット見ている 視線を感じる。
数時間 俺の葛藤は続く
足フェチだろうか?
俺の足の小指の爪は キュートなのだ。
お舐めっと声に出すその時

この靴と同じの探してるんやけど
見つけられないんやと 永遠の時間で
寡黙な男が言う。

なるほど この男とは
靴は ティンバーランド愛好者(先が尖った靴が嫌い)
眼鏡は 丸眼鏡兄弟。

愛してるよ 「さっく・・・」おっとっと
その ヘルメット頭に限りない愛を!


ウメちゃん 可哀想!

2016年5月8日日曜日

"Our Little Sister" on Flight Cabin

「カリフォルニア物語」 以来 吉田秋生は 大好きな漫画家だ。
機内上映のメニューを眺めていると
"Our Little Sister"が これは「海街 diary」の映画だとあった。

吉田秋生の作品の中では 唯一「ラヴァーズ・キス」に 寄り添う様な作品だ。

鎌倉の一軒家に住む 三人姉妹に
何処かに行ってしまっていた父の訃報が届く。
三人姉妹は 父が残し 其処には居ることが出来ない妹に出会う。
そして 妹との四人姉妹の生活が始まる。

鎌倉の丘と杜と海で 物語りは 淡々と紡がれていく
姉妹それぞれの想いと共に。

この漫画(映画もね)で 呼びかけてくるのは
情けなく 何処かに行ってしまう 人と人の繋がりだ。



吉田秋生は 是枝「海街dialy」に ちょっとくやしいとコメントしている。
俺は 是枝監督には 一言ある
さきねぇーは 炊飯器の釜では お米を研がないと思うよ。

「おとーさんは 駄目な人だったけど 私達にすずを遺してくれた」





2016年5月7日土曜日

MINAKO Standing on Haruichiban

1972年の春一番以来
44年振りに吉田美奈子が 春一番のステージで 唄う事を知った。
一生 春一番は 行かなくてもいいや と思っていたけど
俺は 有休を取り 航空券を買い 行く事にした。

ナオユキの イカれた スタンダップコメディーの後
澁谷毅オーケストラが登場!
1,2曲 ビバップが流れる中 袖に吉田美奈子が現れた。

俺は 人が集まっていない 舞台砂被りに ニジリヨッった。
美奈子のヴォイスは 演奏と空間を 浮遊する。

遠くで 過ごしながら
この瞬間は近くに居るのに
分かり合えない事や
分かりあわない事

春一番の風は スイングする美奈子の服をはらませながら
綿帽子が 音楽堂の天蓋に 舞いあっがっていく
美奈子の声も 天蓋に上り
クルっと 回り 反転し
ユックリと ユックリと
俺達に舞い降りて来たのかもしれないね
まるで 天使が 降りてくるように。




2016年4月26日火曜日

Toward to Vote

と言う事で 在外選挙人登録申請を提出しに
苦手な 日本大使館に行って来ました。

大使館内に駐車させてもらえないので 
路駐スペースを探す事から 苦行が始まる。
何とか 100歩も歩く所に駐車できた。

ガードハウスで 入館手続き
万が一の時の外部と連絡できる
スマフォとラップトップは 持ち込み禁止。
ライターはOKなのが 懐が甘い日本大使館。

予め記入済みの申請書を パスポートと一緒に提出する。
館内で 何かあった場合に 身元を証明するものが無くなった。

さて 問題の
「左の領事官の管轄区域内に住所を定めた年月日」
無記入。
「最終住所地から転出した年月日」
年だけ記入してある。
やはり 大使館職員さんから指摘される
「年月日 覚えてませんか?」
「覚えてません」
「ちょっと 確認してきます」

戻って来た職員さんから
「本籍地ですが 本籍地は番地までで 住居記載は無いのですが?
それと 在留届の本籍地と異なるのですが?」
そうだ 本籍地は 実家だったのだ。

以前の職員さんだったら
すべての書き直しを命じられるところだが
「では 取り消し線を引いて 記入して下さい。
年月日は おおよそでよろしいです。」

ワタシは素直におおよその年月日を記入した。
月日は 全て4月15日 ワタシの誕生日だ。

「ご苦労様でした。2ヶ月程で 登録結果が出ます。
登録で何か問題がある場合は 御連絡致します。」

親切な職員さん だったと 感動しながら 大使館を退去した。

再確認すると 登録又は非登録でも通知が来るそうな。
生まれて初めての投票には まだ遠い!





2016年4月25日月曜日

ELECTION SPECIAL

さて 重い 重い腰を上げて 生まれて初めての
投票に行く事にしよう。

日本国内に住民登録していない在外邦人のワタシは、
まず 在外選挙人名簿の登録を申請しないと 
日本国内外を問わず 投票する事が出来ない。
その上 国政選挙のみ!

2月にタイに行った時 タイ大使館のOさんに
在外選挙人名簿登録に要する日数を尋ねたら
結構掛かるとの事だった。

あれから2ヶ月が経ち 明日 登録申請に
マレーシア大使館に行く事を決心した。

で 申請書をダウンロードして 予習する。
3桁以上覚えていない 日本の郵便番号を記載する必要は無い様だ。
読み進むと 難題が出現した。

「左の領事の管轄区域内住所を定めた年月日」
「最終住所地から転出した年月日」
いや~ 覚えてないよね そんな昔の事は!

在留届はワークパーミットを取得した20年位前に出しているし、
転出後の2009年に大使館でパスポートの更新をしたから
きっと大使館で分かるだろう たぶん?

いや 仄かな記憶では違うな 住民票を抜く事と
在留届は 別な話なのだ。

あれこれ悩んでも 仕方が無い
行けば 何とかなるだろう。
何とかなって来た 成り行き人生さ!

初投票への 道はまだ 遠い~♪








 

2016年4月21日木曜日

幸せな食べ物と音楽と

今晩の夕食は ナポリタンだ。
ナポリタンに投入したのは
自作乾燥チリ、大蒜、玉葱 
そして お魚ハンバーグだ。

高校生の三年間 半ドン土曜日 下校時に
横田くんと趙くんと 三人で 池袋で昼飯を喰って ウダウダしていた。
横田くんと趙くんは フォークソング同好会
俺は文芸部だったが この二人のおかげで
フォークソング同好会のライブには まるで部員の様に
出る事が できた。二人を バックにして。
あのね この林亭の「さるまたの唄」が良いんだよと
非合法ライブ録音を聞かせると
横田くんはバンジョーを弾き
俺はフィンガーピッキング
趙くんは ギターをカッティングした。

同好会では この二人と根岸くんのトリオなのだが
勝手に 参加する俺の バックは この二人だ。
一年生の時 この二人が初めてのライブの時
「神田川」をやるけど バイオリンが出来ないかと
俺に聞いてきた。
バイオリンは出来ないけど 同じような音は
ピアニカで出せるかもと 

唾液を出したのがキッカケだ。
「神田川」 好きじゃなかったけどね。

で このトリオ 見た目が酷い
趙くんは アイパーリーゼントにボンタンぽいズボン。
横田くんは まるでチューリップの姫野みたいな
髪型とベルボトム 底上げサンダル。
俺は 単なる長髪 汚い恰好。

そして 俺達が下校時 池袋東口の地下の小汚い喫茶店で
常食していたのが ナポリタンだよ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=mXeimsYg3H0

2016年4月20日水曜日

そんなに違う事は 無いよ

「空の拳」そして「拳の先」
カクタさんの小説を読了。

今まで読んできた カクタさんの小説とは
ちょっとだけ 違うけど 好きな小説だ。

ボクサー タイガーのボクシング人生を縦糸に進む小説。
横糸には 語り部の空が居る。

俺が好きなのは イジメを受けているノンちゃんだ。
ノンちゃんの両親は ヒッピーの恰好をしている 大学教授。
マルポチャなノンちゃんは 小学校から イジメられる。

俺は 白のシャツ、黒の半ズボン、白のソックス、編み上げ皮ブーツで
公立小学校に通っていた。
朝 キチンとピアノの練習が終わらないと
集団登校の方々と 一緒に登校を許されなかった。
日曜日は 教会に行く。
4年生からは 電車を乗り継いで 一人で 進学教室に行く 日曜日。

そうしながら 地域社会の 野球やら サッカーなりに入っていた。
ある日 野球の練習が終わり 皆で近所の出前のカレーを食べていたら
先輩達が 俺に言う
「お前んち では こんなカレーを食わないんだろ お上品だから
カレーってのは お前んちと違って
 カレーと御飯が別になってるものじゃないのだ ネチネチ ネチネチ」
なるほど!

お前毎日 学校の図書館で なにをしてるんだ?
なるほど!

或る日の学級会で言われた 何人かから
「私達が選んだ学級委員長は 日曜日 一人で電車に乗って
東京に行っている不良です」と
なるほど!

ある日 下駄箱の編み上げブーツの中に
テンコ盛りの 画鋲が入っていた。
浅はかな 行為 テンコ盛りの画鋲の靴は 穿かないのだ。
そうかい そうくるかい
俺は シフトチェンジし
アイビールックにし
スリップオンの靴には 画鋲が入っていても
直ぐ 分かる様にした。

あれは イジメだったのかも知れない?
だけど あの頃の奴等
還暦の男や女に

ありがとね 俺は 真っ直ぐ 曲がって 生きて来たよ!